【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

考え方

小さな山を登ってもそれは「できた!」。「できたね^^」の言葉の積み重ねがもたらすもの

投稿日:2017年7月31日


 

今日は音声教材を聴いていて、「学習性無力感」という言葉を耳にしました。

「学習性無力感」、あなたは聞いたことがあったでしょうか?

この言葉の意味を聞いたときに、不登校の子に起こりうる現象かなぁと思えたんですね。

 

参考までに、「学習性無力感」をウィキペディアから引用すると、

学習性無力感とは、長期に渡ってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象である。

 

簡単に言い表すならば、

一つの躓きで自信を無くしてしまい、「自分は何をやってもダメな人間・・」と思ってしまう。全然そんなことはないのに、挑戦することさえやめてしまう、そんな感じでしょうね。

 

息子にもあったかな?

「どうせ無理・・」はよく聞いた言葉です。

 

私もその頃は何の知識もなかったので、「どうせ無理・・」を言われてしまうと、どう言葉をかけたらいいのかわからなくなり、そこで止まってしまっていました。

「どうしたら前向きに考えられるようになるのだろう?」と考え、躓きました。

 

これを脱するには、どんな人が側にいるかが大きいのかなと思います。

心理学に関してはわかりません(笑)。これは私が経験から思う考えです。

私が息子をずっと見てきて思うことは、

ダメ出しではなく、励ましてくれる人がいるかどうか?

これに尽きるかな。

 

一番ダメダメだったのは私達親で(笑)、悪いところ、足りないところを正そう、正そうとしていて、息子の良いところ、できたところを伸ばそうとしていなかった・・・。

私達親ができていなかったことをカウンセリングドクターや、カテキョーくんや、息子を引き上げようとしてくれていた友人がしてくれていたんだなぁと思い、今感謝の気持ちが溢れてきています。

その中でもやっぱり接する時間が多かったカテキョーくんの影響が大きかったですね。

 

できたことを評価する、上達していることを評価する、ことをしてくれていて、息子の気持ちを下げる言葉を言わなかった。

息子や私が愚痴っても、「○○君の成長曲線を私は感じてます(^^♪」風に話してくれて、持ち上げてくれていましたしね。

カテキョーくんから見たら、過去の息子と比較して言っている本当のことですから、嘘のつきようがない。

一方の息子や私、主人は「合格に届かないのでは・・」とそちらにフォーカスしがちで、「合格」を見てしまうから全然足りない。だから、今まで勉強していなかったんだから、人よりやらないと・・なんて言ってしまうんですよね(/o\)

 

  • 「前よりできるようになったね」
  • 「人よりもっと勉強しないと」

あなたが声がけされて机に向かう気持ちになれるのはどちらでしょう?

 

子供の性格によりけりですけど、息子は「前よりできるようになったね」で動け、継続できたと思います。

我が子を相手にこれをすることは難しいんですけどね、それが習慣になるように私もトライしている最中ですよ(^^♪

 

いきなり大きな山は登れませんけど、小さな山を登っても、それは「できた!」です。その事実に目を向けて、余計なことを言わずに「あ、できたね^^」ですね。

 

言いたいことを言えないストレスはあっても、そこは我慢(笑)

これが親の修行たるところかもしれません。

頑張りましょ♪

 








-考え方

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ゲーム三昧はうんざり・・でも、ゲームでのクリアの達成感を味わうことは貴重な体験

  小中高は夏休み万歳!ですね\(^o^)/ 大学生はこれから前期の試験のようで、結構大変そうですよ。 試験も毎日ではなく、飛び飛びだったり、ちょっと面倒なレポートが試験代わりだったり、一応 …

不登校の子供は発達障害?

  私が学生の頃は、不登校という言葉はなく、登校拒否という言葉を使っていました。 発達障害という言葉も聞かなかったような気がします。 今になって思えば、それっぽい子がいたなと思うことはありま …

【逆から考えてみる】~これは今後の息子のキーワードかもしれません

  友人が帰って一夜明け、息子は爆睡・・・   中古ソフトを数枚買ってきて、ずーっとゲームをしていました。 疲れないのか?と思うくらいにずーっとです。   そういえば、ゲ …

「学校は行かないと」と思う観念から解き放されたひとつの言葉

  昨日朝早くから出かけた息子達。 残念ながら、抽選もれでスイッチは購入出来ず。そのあとは一緒に帰宅して、我が家で夜まで遊んでいましたよ。 自分の用事であれば朝は起きるけど、どう見ても息子は …

不登校の子供の親の学校への執着を解放するために、自分でできること

  昨年の今頃は・・・ 息子と、そして家族とで、こんな会話になることがあります。 思い返せば、昨年のこの時期はまだ進路も決まらずにいたんですよね。   今年は無事大学一年を終了し、 …