プロ野球が好きな方はいらっしゃいますか?
今日は野球の話題から(笑)
プロ野球に限らずスポーツは、贔屓の選手や球団があれば興味も湧くし、応援もしますよね。
お気に入りの選手や球団がある方は、よくわかると思います。
今シーズンも、セリーグ、パリーグともクライマックス進出チームが決まり、残り試合は消化試合と言われるものになっていますよね。
クライマックスシリーズに出場するチームは、主力を休ませる戦術を取ったりして、焦点をそちらに合わせることをしたりします。
以前の私は、これに何の疑問も抱くことはなかったんですけど、いつだったかなあ、確か松井秀喜選手だったと記憶していますが、松井選手の言葉を聞いて、ガラッと認識が変わったことがありました。
それは私にとっては、とても感動的で今でも思い出す言葉。
野球も勝負なのですから、勝つための策を練ることも重要です。主力を休ませるというのもその策の一つというのはわかります。
でも、ファンにしたら、好きな選手を観に行くためにその日のチケットを手に入れた!ということもあって、結局観れずにがっかりして帰宅する、というケースも出てきてしまうんですよね。
松井秀喜選手は、そのファンの気持ちをしっかりとわかっていた方でしたね。
自分が出場する試合は100%全力でプレー。
消化試合であろうと大差がついて勝負がついた試合であろうと、どんな時も全力プレーです。
たとえ、ピッチャーゴロでも全力疾走ですね。
これはどんな理由によるものかわかりますか?
・
・
確か、このようなニュアンスのような事を言っていました。
僕たちは約140試合をするけど、見にきてくださるお客様は、その一度しかないかもしれない。だから、手を抜いたプレーはできないと。
うーん、確かに。
そのお客さんは、やっとの思いでそのチケットを手に入れ、球場に足を運んだのかもしれないし、バイトして、お金をためて、旅費をかけて見にきてくれたのかもしれません。
あるいは、余命まもないと宣告された人が、最後に野球を観に行きたい・・と足を運んだ可能性だって考えられますよね。
野球人としても結果を残した方でしたが、そこまで考えることができるなんてすごいなあと思いましたよ。
試合を諦めるような緩慢な試合を観たりすると、松井選手の言葉を思い出しますね。
これは、野球だけでは他のことにも通じることです。
「今」という時は「今」しかないということ。
自分自身が「今」という時を大切に生きることも重要ですが、それは相手も同じです。
相手の「今」の行動の背景には、どんなものがあるのか?
もしかしたら、そこには軽く流せない、悲しい事実があることも考えられます。
全てに気を払うことは難しいけど、心に留めておいてもいいのではないかなって思います。
最終的には、相手に対する「思いやり」がどれだけ持てるかということですね。
大切なことだと思います( ´∀`)