【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

想い

【不登校】の【脱・引きこもり】はまずは心の解放から

投稿日:2017年6月28日


 

不登校の子がやる気もなく引きこもってしまうのは親としては心配にもなるし、できることなら引っ張り出してあげたいと思うもの。

わかります、この気持ち。

今日はちょっと振り返りながら引きこもりについて書いてみようかな?

 

息子は元々がアクティブ派ではなく、インドア派。

今は大学には行きますけど、講義後は家にまっすぐ帰ってきて、家での時間を満喫するタイプです。

ですから、好きで引きこもっているとも言えるんですね。

 

これは、小学校の時からそうだったのかなぁと今になれば思えます。

家でガンプラを作ったり、創作折り紙をしたり、家で友達とカードゲームをしていたりしました。

現在も大して変わらない生活ですね。帰宅後はゲームをしたり、Youtubeを見たり、モンストをしたり、iPadやノートパソコンででネットサーフィンをしたり、です。

出かけるところもだいたい決まっていて、用事が済めば寄り道せずに帰ってきますしね。

 

息子の幼少時には、いろんなスポーツをして、泥だらけになって遊んで、外で遊んでばかりいて、家に居ないんだろうなぁなんて想像もしていたんですよ。

外で遊ぶことを良し!としていた私達がいました。

 

でも、これもどっちが良い悪いじゃないんですよね。外で遊ぶ子が好きな子もいれば、家で遊ぶのが好きな子だっています。

私も今では家で過ごすことに幸せを感じていますから、引きこもりの子供の気持ちは良くわかるつもりです。

これね、私の中で、外で遊ぶ方が健康的だし、アクティブだし、それが好ましいと思っていたところがあって、インドア派を否定的に思っていたことは否めません。

とは言っても、ドライブしたり、旅行を楽しむ私も自分だし、家で読者やパソコンを楽しむ私も自分なのです。どっちも私。

 

子供が引きこもりになると心配になる気持ちはわかります。

でも、何が心配でしょうか?心配する前にやることはないでしょうか?

かつての私がそうであったように、どこかで引きこもりを否定的にみているあなたはいませんか?

これは、正直に向き合ってくださいね。

 

学校に行けないことで、お子さんは少なからず罪悪感を抱いています。

適応指導教室やフリースクールに通える子供は良いですけど、そこさえも通えない子だっています。息子も最初は通えていましたが、メンバーや先生が変わると足が遠のき、結果、家に居ることが多くなりました。

どこにも行けなければ当然ですけど、家に居るしかないわけです。

これを引きこもりと言われたら、その引きこもりを否定的に言われたら、子供はどうすればいいのでしょう?

学校に行けない罪悪感、引きこもりである罪悪感、二重の罪悪感を背負ってしまいます。

 

こうした積み重ねが子供から自信を奪ってしまうことにならないかと、私はそちらの方が心配です。

 

自信を持てるかどうかは、親に自分が愛されているかどうか、親に応援されているかどうか、親が信じてくれているかどうか、それを感じて育ったかどうかなんだと私は思います。

 

原点はそこだと思いますよ。

 

親が学校にも行かないことは悪いこと、家に引きこもってばかりいるのは悪いこと、という考えを持っていたら、それは言葉にしなくても波動で子供に伝わっていきます。伝わる結果、子供が悪いことをしていると思うことにつながっていきます。

これではますます閉じこもってしまうことにならないかな?

私がその立場なら、殻に閉じこもって、更に引き込もりになってしまうような気がします。

 

もし、引きこもりを何とかしたいと思ったら、私なら

「○○は悪くないよ。○○には○○にしかできないことがあるんだから、そこを伸ばせばいいだけ。大丈夫だよ^^」

と言ってみることを試すかも、です。

こう言われたらちょっとは心が楽になるかなって。

 

罪悪感を抱かせる「通えない」「引きこもり」と、ちょっとだけ足枷を外してあげる「通えない」「引きこもり」、どちらが子供にとって良いでしょうか?

同じ引きこもりでも、ちょっとしたことで黒が白に変わるような気がします。

 








-想い

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