【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

つぶやき

親の欲望が不登校の問題を遠ざけます

投稿日:2016年10月4日


 

不登校の解決方法ってそもそもどのようなことなのでしょうか?

これも人によって、異なりますよね。

学校に行ってくれたらそれで解決って方が多いのかな?

 

自分が求めるゴールによって、考え方も向き合い方も変わってきます。

私は、不登校の解決が学校に行かせることだけだとは思っていません。

その子の持つ性質の一部として、不登校があると思っています。

ですから、そう簡単に解決できるものでもないのかなとも思っていて、こんなことを書いたらがっかりさせちゃいますかね。

しかし、その子の性質を受け止めることは大切なことと思っています。

成長するにつれて、ある程度の社会的な適応性は身についてくるとは思いますが、性質はその後もついてまわります。

これらも視野に入れることで、その子の活かせる分野はどこか?という目も養うことにつながると思うのです。

 

不登校は難しい。

その子にとって『何が問題になのか』は異なりますし、それが簡単に特定できることもあれば、本人さえも気付かないことだってあります。

理由が簡単なときは、解決も比較的簡単ですが、その子の性質特有のもの、心に深く関わる部分にあるときには、慎重に時間をかけて向き合った方がいいと思います。

 

考えてみてください。

心に抱えている問題を上手に説明できる子供ってどれだけいるでしょうか?

あなたは不登校の子供を持つ親として、相手に伝わらないものを感じて、もどかしさを感じたことがありませんでしたか?

子供も同じです。

親に対して、大人に対して、伝わらないもどかしさを抱えるていることだって考えられます。

 

人には心があって、行けない理由がそこにはあるのですから。

深い問題であればあるほど、表現は難しくなります。

『学校の何がダメなのか教えてくれる?』と聞いても、上手く表現できる子はいないのかもしれません。

言葉を発したとしても、その言葉がその子の心を全て表現しているわけでもないと思います。

行けない子の子供の心は、理解されない思いでいっぱいなのかも・・・しれませんよ。

長年息子の不登校に関わってきて、そう思うに至るようになりました。

 

親子で一緒に解決する。学校の先生も交えて一緒に解決する。

この時に大切なのが、その子にとって『何が問題になっているか』を話しながら探ることだと思います。

子供が上手く表現できないかも、ということも頭の片隅に置いておいて、会話をしながら子供の気持ちを探っていってみてください。

そして、心を開き、話してもらうためには、信頼関係の構築が必要です。

子供は敏感ですよー。大人のよこしまな感情は見抜くものです。

親が、大人が、いかに自分の欲望を手離して子供と向き合えるか?

不登校は子供の問題であって、実は親である自分の問題。

親が問題をクリアするまで、問題は続きます。

欲望抜きで、子供を丸ごと見れるかの器量が問われているのです。

 








-つぶやき

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

不登校の子供には、親以外の話せる大人がいるといいですね

  昨日は急遽旦那さんも会社を休むといい、3人で過ごした一日。 口に出さずとも、旦那さんも相当神経を使っていたんでしょうね。   特に何するわけでもなく、いつもの一日。 息子も慣れ …

大学入学後、初めてのカウンセリングに行ってきました

  昨日、息子は大学終了後、カウンセリングに行ってきました。 合格後は初めてのカウンセリングですね。 電話で合格報告はしてたんですけど、入学後は息子が余裕のない生活でしたし、やっと昨日時間を …

連休があると定年後をシミュレーションしてしまう最近の私です(^^;

  息子は今日から3連休。 主人は昨日から休みで実は4連休です(^^; 本当はこの4連休を利用して主人だけ実家に帰省する予定だったのですが、ホテルが特別料金で通常の倍くらいに高い!!! そこ …

不登校の子供って変?息子が変なだけ?でも、これはチャンスです!

  今日はちょっと思い出した話を(笑) 子供って本当に面白いなぁって思います。 好きなものは好き! 楽しいことをするのが大好きで、それに一直線に向かっていきます。   息子がよく入 …

【ストレスです。生活習慣を見直して】と言われても、実際は難しいよね(^^;)

  ストレス・・・ 私達には耳慣れた言葉ですよね? 不登校の子供、そして、母親は相当ストレスをため込んでいる。これは事実でしょう。 勿論、生存を脅かされた古代もストレスはあったでしょうし、現 …