昨日のブログで書ききれない部分があったので、今日はその続きを書きたいと思います。
宮里藍ちやんの引退会見から感じた、不登校との関連の続きですね。
どの部分かというと「ゴルファーとしてのピークを感じながら、メジャー大会でタイトルを取れない葛藤」という言葉でした。
その後イップスになったとも言っていましたね。
イップスってわかります?
精神的なプレッシャーから、身体が思うように動かなくなることです。
ゴルフのパターやテニスのサービスなど正確なコントロールを求められる時などがそうですね。野球であれば、大事場面での暴投だったり、ストライクが入らなくなったり、があると思います。
心の状態が身体に伝わってしまって良いパフォーマンスが発揮できないのですから、これは技術不足が原因ではなくて、心の在り方が原因です。
一度失敗を繰り返すと、「またやってしまうかも・・」という恐れが出てくるし、体も硬直する。そうなると、もう負のループ。立て直すのは容易ではないことが想像できます。
技術を磨くだけが練習だけではなく、メンタルトレーニングが取り入れられるのはこうした所以。心と身体の統一ができて、初めて結果が出せるんですよね。
この心理状態が不登校の状態に似てるかも・・と私は思えました。
不登校になる子供達は何か嫌だと感じながらも、頑張って通っていた期間が必ずあります。
その正体がおぼろげなだけに、自分でもわからないし、説明もできない。こうした葛藤を経験していると思うんですね。
そして、それが続くことにより、次第に身体にまで影響を与えるようになってきてしまう。
息子は小学校の時に、校門の前まで来ると吐き気を催すこともあったし、その後は、朝になると腹痛、頭痛に見舞われたりしていました。
登校をやめてからはその症状は落ち着きましたけど、当時の私は無知ですから、ワザとか?とイラっとしてたりもしてたんですよ。
それは今だからわかることです。
精神的なものは意志でなんとかできるものではありません。
では、この克服はどうすればいいのか?
残念ながら、私はまだまだこれをハッキリ語れません。
でもね、自分なりに教材を購入したりして、メンタルトレーニング、イメージトレーニングを毎日しているんですよ。
想像力を働かせてイメージするって、私にはなかなか難しいこと。
頭で考えてしまう頭デッカチなタイプなもんで、想像力が乏しいんですよね。
ただ、これも慣れらしく、段々とできるようになるそうです。
私は勝負どころのプレッシャーには強いとは思っているんですけど、合わない環境の中に入るとか、人間関係とかのストレスにはめちゃくちゃ脆いです。
ストレスから偏頭痛を起こしたりはしょっちゅうですからね(^_^;)
こうした面をなんとかしたいという思いとこれをできるようになって伝えられたらの思いがあります。
現代はストレス社会ですから、心の上手な誘導法や整え方はスポーツ選手だけではなく、すべての人が身につけた方がいいスキルと私は感じていますよ。
これが、教育にあったらいいなぁと会見を観ながら思っていたのでした。