4月からは新年度。
新たに入学する子もいれば、進級してクラス替えとなる子もいます。先生も変わりますね。
子供たちにとっては大きな大きな環境の変化です。
進学は勿論だけど、進級でも内向的な子たちにとっては結構な負担ですよね。
新しい友達の中に緊張を強いられる子もいると思います。
新しい環境に慣れるのにどれだけ時間がかかるのでしょう?
これは個人差がありますけど、その環境に慣れた頃をちょっとだけ想像してみてください。
想像できましたか?
新しい友達もでき、会話が生まれ、学校での生活が楽しいと感じるようになれました・・・
そのときに、
「○○さん、今日からあなたは〇組に入って下さい!」
って先生に言われたら?
あなたはどのように感じるでしょうか?
ひとりだけ他のクラスに移動する状況ですね。どのように思うでしょう?
「え?私だけ?」
「何でだろう?」
「私、何か悪いことをしたかな?」
このように思うのが普通ではないでしょうか?
先日新聞に載っていた記事をちょっと学校仕様に変更してみましたが、
これは、このクラスの移動をする子の気持ちになってみるというワークです。
実際は、初対面の方たちとグループをつくって、コミュニケーションを取りながらグループワークを進めるというもの。
そして、お互い打ち解け合い、意見も出始め、グループの和が出始めた時、一人だけ他のグループへ移動を命じられるのです。
その気持ちを実際に経験してもらうのがそのワークの目的のようでした。
実際に参加した方は「なぜ私だけ?」「私、何かまずいことをした?」と動揺するそうです。
これはね、親が離婚して、再婚するときの子供の気持ちなんだそうです。
アメリカ人の女性講師の方が行っているワークでした。
離婚率の高いアメリカですし、このワーク自体がアメリカらしくもありますが、とても分かりやすいなと思いましたよ。
私も「私、何か悪いことしたかな?」って想像しましたからね。
ちょっと忘れてしまいましたが、継母を支援するようなそんな感じの活動をしている方だったと思います。
継母と子供との関係は気を遣いながらの生活ですよね。
私も実母が早くに亡くなって継母に育てられているので、なんとなくわかります。
母親と本音をぶつけて喧嘩することはありませんでしたし、喧嘩をするのは父とだけ(笑)
これは兄も同じだったようです。
父が激情型で母が穏やかで冷静な性格というのもありましたけどね。
でも、このワークは素晴らしいと思いましたよ。
子供が感じる気持ちを親が体験することで、子供の不安な気持ちだったり、怖さだったりがわかるようになりますから。
この記事を読んだ時に、不登校の子供の気持ちはどんなワークが適しているのだろう?
どんなことを体験すればその気持ちに近づけるのだろう?
そう考えました。
結局思い浮かばなかったんですけど、子供の気持ちが親がわかれば変化も見られるんでしょうね。
不登校を最初はわがままと思ったり、甘えだと思うことも多いです。
「何で?」「何で?」と動揺するのはむしろ親の方です。
子供の方がその「何で?」と思う気持ちを理解しているように私は思っていますよ。
親の気持ちもわかるけど、かと言って学校に行けない・・・。
心の中で苦しい引っ張り合いをしているんですよね。
私も未だに理解が足りなくて、こうした記事を見つけたときに考えてしまうことがあります。
学校を卒業したから不登校が解決というのではなくて、これは心の解決ができて本当に卒業なんですね。
今日はこのようなことを考えていました。
ちょっと暗くなっちゃったかな?(汗)
でも、決して私の中では暗いことではなくて、これも進歩なのです。
今日も元気にはじめますよ(^_-)-☆