【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

考え方

「学校は行かないと」と思う観念から解き放されたひとつの言葉

投稿日:2017年7月2日


 

昨日朝早くから出かけた息子達。

残念ながら、抽選もれでスイッチは購入出来ず。そのあとは一緒に帰宅して、我が家で夜まで遊んでいましたよ。

自分の用事であれば朝は起きるけど、どう見ても息子は夜型人間。

「頼むから寝てくれ〜」が私の心の叫びですけど、就寝も2時3時が普通です。

ただし、私の場合、寝て欲しい理由が息子の生活習慣がどうのではなくて、灯りが漏れていると眠れないという、自分勝手な理由です(笑)

昔は、眠れない&夜更かしは悪習慣というダブルな理由がありましたけど、今は私が眠りたいという理由ひとつ(笑)

夜はグッスリ寝たい(笑)

 

夜更かしは良くない!朝方生活がおススメ!というのはよくわかる。

でも、万人に向くかというと少なからずそうでない人もいて、一方的にそれを否定するのも失礼な話かなぁと今になっては思います。

だから、人に何かを言われたところで、自分がダメ、悪いと思わないことですよね。

悪いことをしていると思ってしまうと、悪い、悪いが頭にこびりつき、それが強力な信念、思い込みになってしまいます。

こうした価値基準のズレ、思い込みや固定観念に縛られて苦しむ人は多数いるかとは思うんですけど、ひとつの思い込みが外れると、他もダダダーっと外れていくのでその辺はご安心を!

私も長いこと縛られて周りに振り回されてきましたから、そこに行き着くまでが大変というのはよくわかります。

でも、誰でも何らかのきっかけで変えること、変わることは可能だと思っていますよ。

ちなみに、私がどのように変えていったのかはとてもシンプルなことで、地道な作業だけです。

 

それは、

「私はここから何を学べるか?」という視点に変えるということ

です。

 

私達の共通の願いは「子供に登校して欲しい」というところから始まっていますよね。

登校できるように考えられることを試みて、失敗して、失敗どころか子供のさらなる抵抗を生んで、また悩む。

よくなる兆しが見える子もいるのかもしれませんが、我が家は「登校」を目標にすればするほど、上手くいきませんでした。

そこで、ここで私は何を学べるのか?です。

この時、ご縁があって学ぶためによく読んだのが斎藤一人さんの本でした。そして、本を読む中でヒントになった言葉がありまして、今日はその言葉を紹介します。

それは「学校に行けない子は社会向き」という言葉です。

 

一人さんは中卒で、しかも中学さえもほとんど行っていなかったと言います。起きると昼だったそうですよ(笑)。で、ちょっと珍しいのが一人さんのお母さん。決して怒ることもなく、

「僕ちゃんほど学校に向かない子は珍しいよ。僕ちゃんは学校に向かないから社会向き。社会に出たら出世するよ。お母さん、僕ちゃんが社会に出るのを楽しみにしているよ」

と励ましてくれたそうです。

その結果どうなったでしょう?

ご存知の方も多いとは思いますが、納税額は200億以上かな?この数字も統計がある2005年~2006年頃の話です。

これは稀なケース、一握りの人だけ、そう思う方が多いでしょうね。

でもね、普通に税金を納めるくらいの小成功は誰だって可能だと私は思っているんですよ。その可能性を開く言葉が、視点を変えた「社会向き」という言葉であり、楽しみにしているよ♪という言葉だと思うのです。

私が親にそう言われて育ったら、自分に相当自信を持てていたんじゃないかなって思います。

 

おそらくこの時が、学校という視点から、仕事という視点から見ることができた最初の時だったと振り返ります。

その時の私は、学校に行かないと就職できない、という考えしかなく、将来困らないように学校に行かせることばかりを考えていたんですよね。

学校に行ってこそ、社会に適応できる!という考えしかなかった。

その時初めて入ってきた社会向きという言葉。

社会向きにするにはどうすれば良いのか?息子の何を活かせば良いのか?息子が学校に行かずともやっていくには、どうすれば良いのか?

社会向きという言葉が頭に入ってきただけで、私の考えることがガラリと変わってきたということ。

それからはもういろいろ展開していきますよね。

学校に行ってないことを有利に活かすにはどうしたらいいか?どうせなら、学校とは違うことをやろうとか、個性を抑えるのではなく、個性を伸ばそうとか、そんなことを考えることが多くなりました。

 

私にとってのきっかけは社会向きという言葉。

一度コツをつかむと、いろんな角度、いろんな立場からみれるように頭が働くようになります。

私は息子の不登校で、このスキルを学べたかなって思っています。

 

参考文献

幸せの道 斎藤一人著 KKロングセラーズ

 








-考え方

執筆者:


  1. 戸田美保 より:

    いつも読ませて頂き心強い励みになります。うちの子は、今体の不調と戦ってます。中3夏休み明けから行けなくなり高校も通信制の2年になりました。
    この先、体の不調は治っていくの不安です。バイトを始めたら逆流性食道炎になり、苦しんでます。

  2. befield より:

    こんにちは

    コメントを頂き、どうもありがとうございました。

    コメントを公開しようかどうか迷いましたが、返信することにしました(#^^#)

    お子さん、頑張っていますよね・・・
    心配されるお気持ち、とても伝わってきました。

    バイトをできるだけでもすごいな・・と私は思いましたよ。
    おそらく、私の息子はまだできないと思うので。

    私の兄が長いこと逆食を患っていましたが、ストレスも大いに影響しているとのことでした。
    昔ほどのストレスにさらされていない今は、症状も落ち着いています。

    ストレスコントロールは大人でも難しいですから、お子さんは尚のこと大変だろうと思っています。
    きっと、真面目で頑張り屋なお子さんなんでしょうね。

    適切な返事もできずに申し訳ありません。

    お子さんの体調が少しでも軽くなることを願っています。

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