昨日、今日と息子は大学に入ってからは、何も予定のない休みの日。
昔の息子に戻っていました。
お昼前に起きて、そのあとは友達とずっとオンラインのゲーム。
何時に寝たのかもわかりません。
やっと休める~と言っていたし、疲れも感じているんだろうけど、充実感も感じさせる表情をしていました。
先日、社会人入学で入られた方かな?60歳代の女性が講義を受けていたそうです。
どうして今から大学で学びたいと思ったのか、今までの経験とか、隣に座ってお話を聞きたかったらしいのですが、友達がいてできなかったと言っていましたね。
年齢が高い方というのは、学生気分ではなく、本当に学びたくて大学に来ていますよね。
おそらく、学生以上の意志を持ち、講義を受けている可能性が高いです。
息子は、そういう方とも共に時間を過ごしたいとも思っているようですね。
息子の学ぶ意欲というのは以前からあったとは思うんです。ただ、中学、高校までは決められた範囲の中での学びで、与えられる学びだったんですよね。
今は、好きな分野の学びができるし、おそらく、自分の中のモチベーションが高まっている状態。
全く学校に行けなかった息子が、平日は週三回の1限目からの講義にも出席しています。
6:30には起床して、7:45くらいに出かける生活。
それに合わせて0:00前には勝手に寝ますし、
自分でやりたいと思ったことをするというのは、自分を動かすモチベーションになるんですね。
こんな話を聞いたことがあります。
それは「Have to」と「Want to」の違いです。
「Have to」は、~しなければならばない。
「Want to」は、~したい。
相手から「Have to」を押し付けられたり、自分で「Have to」を課したりすると、自分の中で、それを避けようとすることしてしまうんだそうです。
いい例は、目標ですよね。
毎月ノルマを与えられる営業の方を考えてみてください。
目標を与えられた途端、それを避けることを考え始める人、いますよね?
「きついなぁ」「無理だよ」「どう言い訳しようかな」と、やる前から頭の中で考えます。
私もきっと考えます。言い訳を探すのは天才的かもしれません(笑)
つまり、「Have to」にしてしまうと、避けることに思考が行ってしまうということです。
それに対し、「Want to」は、~したいです。
~したいは、自分の中から出てくる衝動ですよね。あくまで自分の内から出てきます。
オリンピックで金メダルを取ることも、全ては選手のモチベーションが源。
金メダルを取りたいから、辛く厳しい練習もできる。強制されてやっているメダリストはほとんどいないはずです。
目標というのは、自分で決めるものであって、その目標が自分の心の底か湧いてくる本物のものであればあるほど、やる気は勝手に出てくるということです。
人参をぶら下げて走らせることに成功しても、それは一時的なもので、人参を食べさせた後も同じモチベーションを保てるかというと、かなり難しい。
子供に限らず、私達は「こうしたい!」という何かを持っています。
観念、信念、習慣、教育、環境などのフィルターを人生経験の中で通してきたことで、なかなか自分の真の思いにたどり着けないことはあるかもしれない。でも、誰でも人生の目標って秘めていると思うんですね。
母親であれば、子供が将来に渡って「したい」ことを一緒になって探してあげる。
子供が「したい」というゴールを達成できるように手伝ってあげる。
これが、子供が自分でモチベーションで保っていける方法だと私は思っています。