息子の大学は福祉系ですので、講義の内容が、孤独死の問題にどう対応していくかとか、今後増えていく独居老人の問題はどうするかとか、そんなのが多いようです。
身近な問題として、これは本当にある話です。
友達の間でも、親戚が一人で・・という話は実際に聞きますし、主人の親戚でもありました。
私の方でも、夫婦で80歳を超えて2人で住んでいる親戚がいるので、今後は本当にリアルな話になってきます。
教授は、今の子供たちは横のつながりが強くて、縦のつながりが昔ほどはなくなっていると言っていたそうです。
核家族化が進んでいることも大きな理由なんですよね。
私は祖父母と両親と一緒に住んでいましたから、確かに縦にも知り合いが多かったです。
今は横のつながりでさえ、リアルではなくSNSだったりしますから、なおさら希薄になるのかな、とは思います。
でも、この講義を聴いていた息子は「俺は横より縦の方が多いぞ?」と思ったそう。
これも息子の強みであり、特徴、個性の一つなんですね。
仲良くしている同級生は、私もわかるくらいに少なくて、5本の指で足りるくらいです。
でも、自分より上の年齢の方との付き合いになると、グッと増えます。
男女問わず、20代もいれば、30代もいますね。
40代は少ないかな?
50代、60代、70代はいます。
ボウリングをしていたから、ということもあるんですけど、年上の知り合いは多いし、尚且つみんな息子の不登校を知っている方ばかりなので、心配もしてくれているし、気にかけて励ましてくれたりもしていました。
そして、技術を職にしている方や、自営でやっている方が多いので、学校へ行かなくてもやっていけるよ^^という面も教えてくれていましたね。
今思うと、こうした縦のつながりが息子を支えてくれてもいたんですよね。
今になって感謝の気持ちが強くなります。
私達くらいの年齢になると、30代も40代も50代も60代も関係なくなって、価値観や人生観が合う方とつながっていく傾向が強いと思います。
社会に出る前の子供たちは、同世代はまだ遊び仲間の感覚の付き合いで、離れていくことも多くはなるかもしれないけど、これもこれでとっても大切なんですけどね。
独居老人も不登校も社会的な問題。
息子の講義の中では、まだ不登校の話は少ないけど、いずれは出てくるのかもしれないですね。
ここで書きながらまた思ってしまったんですけど(笑)、
孤立をしているもの同士、独居老人と不登校の子を接着剤でつなげるというのもありだよね?
と思うのは私だけかなぁ(笑)。
子供たちは老人から人生を学べるし、視野は広がりますよね。
老人は話し相手もできるし、若い子から生きる希望をもらえるかもしれないし、不登校の子供たちの将来を見たいという思いも湧き上がってくることも考えられるかな、と。
でも、偏屈な頑固な老人だったらそれは無理なので、自分は可愛い老人になるように努力しないといけないなと思ったり(^^;
なんか、妄想で話が飛躍していますけど(笑)、老人にとっても、子供にとっても、縦のつながりにもう少し積極的になっていいのかも、と考えていました。
生きてきた時代が違うから話がかみ合わないこともある。でも、お互いの背景を感じながら、そして思いやりを持ちながら、相手の状況を想像することは必要だったりもするのでね。
この件に関しては、もうちょっい考えを深めていきたいと思います。