息子の通う医療系カウンセリングのドクターはこう言います。
『学校はたい焼き製造機』だと。
この意味が分かります?
ドクターも不登校の子をたくさん患者さんとして抱えているので、息子の気持ちを理解してくれています。
息子が窮屈さを感じているのが、まさに『たい焼き製造機』というところが大きいからなんですけどね。
不登校の子をもつ親なら、他の保護者よりも違うフィルターでもって学校を見れていると私は思うんです。
学校側、先生側からみれば、
言ったことを守る
協調性を発揮する
宿題をきちんとする
提出物はきちんと出す
成績が良い
ここから外れない子というのは、教育しやすいですし、できれば良いと言われる進学先へ進む生徒を増やせれば、先生にとっても望ましいですよね。
でも、、たい焼き機だって、生地がはみ出たり、あんこがはみ出たり、たくさん作っていれば、一つや二つはそういう商品も出てくるんですよ。
その商品は販売できません。
でも、食べることもできるし、人によっては『そっちがいい!』という人もいたりして、求められる人には求めらたりもします(笑)
子供も同じですよね?
すべて同じ型にはめてしまうのが果たしていいのかどうか?
私は疑わしいと思っています。
あ、常識的な最低限必要な道徳心や教育は必要ですよ。それを踏まえた一歩先の話です。
・たい焼き機できれいに出来上がる子
↓
会社に代表される組織に向く子
・ちょっとだけあんこが多かったり、しっぽの生地が多い子(主要教科より体育、美術、音楽、技術家庭科の方面に秀でた子)
↓
専門分野に向く子
・あんこがはみ出し、尻尾の生地もはみだしがちの子
↓
起業家、クリエイター、芸術家といった少数派の子
勝手に仕立ててみました笑。
私は商品にはならないはみ出しっこのたい焼きが大好きです^^
自分が個性的である方はなんとなーくわかるとは思うし、自分の個性を抑え込まれていた・・・と後から気付く方もいるんではないかな?
もしくは、まだ気付かずにいるとか、ね。
ちなみに、私は後から気付いたタイプで、息子が不登校でなかったら、まだ気付かずにいたタイプでしょうね。
旦那さんは私から見たらいまだに気付いていないタイプで、学歴重視の人です。
学校はまだまだ知識重視、成績重視が強くて、会社就職率が高い現状ではここで訴えても届かないのですが、将来はほんとわからないと私は真剣に思っていますよ。
何をもって幸せとするか、
何をもって成功とするか、
これは各自によって違います。
ただ、客観的な尺度として、将来稼ぐ収入面をみたら、どちらの子が稼ぐ力があるか?
不登校の子がダメとは言い切れないし、仮に全員がリストラされたものとして、ゼロベースでスタートを余儀なくされたとしたら、必ずしも高学歴の人ではないはずです。
私は一度も登校させることができなかった親です。
ですから、息子は学校教育は全く受けてないに等しいんですよ。
でも、与えられた手札で勝負をしないといけない。
不利かもしれないけど、それでもこの状態でやらないといけない。
私はどこまでも不登校の親子側の味方の人間ですよ^^
学校に行かせる努力も必要だけど、学校というフィルターを外して、『その子の個性』というのも見てあげて欲しいなって、強く強く思うんです。
私にはまだまだ『学校に行かないと・・・TT』と思いながら見ている親が多いように思えているんでね。
親が丸ごとその子のことをみれるようになると、その親のエネルギーが不思議と子供に影響してきます。
お子さんの長所を書き連ねてみてください。
何個あげられますか?
スラスラ書けますか?
ダメの方がスラスラ書けるなんてことはないですか?
学校という制限がなかったとしたら、お子さんをどの方面に進ませたいですか?
お子さんが力を発揮できる分野どこでしょうか?
私はそのうえで決断した復学なら、本当に良かったね~と思えるんです。
この場合の復学は、不登校の親が最初に願う復学とは違った認識ですから。
このことが分かっていただけますか?
これは私にとっては大事に思う点です。
これからも言葉を変え、表現を変え伝えていくつもりでいます。