【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

考え方

【登校したら○○していいよ】は、効果的なのか?危険なのか?

投稿日:2017年2月1日


 

不登校って、どの子にも起こる可能性のあることだなぁと最近思います。

というのも、今は不登校の子供の数も増えているし、たまたま私が出会うだけなのか、結構身近で耳にすることも多いです。

親しい友人の中にも、不登校ではなくても、休みがちだったり、遅刻して行ったりを経験している方もいるのでね。

まだまだ言わないだけの人もいるのかもしれない。

 

最近の私はそれに対して何も言わずに、ただ話を聴く、ことが多いです。

不登校を経験して、過去の自分を反省している母親もいますし、現在進行形で行かせようと努力している母親もいます。

そして、家での生活を尊重している母親もいます。

 

現在進行形の方が「朝が怖い・・」って言っていました。

お母さんだけでなくお子さんも朝が怖いでしょうね・・・。

 

私も過去にやってしまったことがあるんですけど、登校を促すために、

「学校行ったら、ボウリングをしていいよ」
「学校行ったら、ゲームをしていいよ」
「ちゃんと1年間学校行けたら、○○を買ってあげる」etc

といった条件を出したことがありますか?

 

今だから言えますが、その条件によっては、それはとてももろく、崩れる可能性があります。

 

なぜなら、その条件を満たすモノが登校の目的になっていて、これはその目的がなくなるとまた通えなくなるから。

でも、ここで大切なのは、

子供は目的を持てば登校できるということです。

 

条件付きが悪いとは言いませんよ。

その条件をどんなものにするかです。

登校できる事実に安心しないで、もっと長期目線で見た「目的」に変えてあげれば、もしかしたら、子供によっては登校もできるようになるのかなと思えます。

 

目的を持つことで行動って本当に変わる。
このパワーってすごい!

私は今、それを目の当たりにしているんですよ。

 

息子の一年前の学力と今の学力を比べれば、その差は歴然。

グラフにしたらほぼ直角に近い上昇だと思います。

息子がこの一年で机に向かうようになったのは、臨床心理士になるという目標ができたからなんですよね。

今後変わるかもしれない、まだぼんやりな将来設計ですけど、臨床心理士になるためには大学院まで行かないといけないし、大学院に行くためには大学に行かないといけない。

勉強せざると得ないとと自分で気付いた。

 

人に言われて決めたのではなく、自分で決めたのです。

 

だから、それが行動につながる。

 

子供によっては、ここで登校できる子もいると思いますよ。

息子は、学校の環境がもうダメなので、自宅で勉強をするスタイルを取っただけです。

 

目に見える現象は「不登校」で変化はないと思われるかもしれないし、きっと周囲の目はそうでしょうけど、心の面では「復学」したのと同じですよね。

 

私の言いたい意味が伝わります?

 

子供に限らず、私達も同じですけど、人って成長を求めていく生き物だと思います。

目標を見つけてそれに向かって頑張る。達成したらまた新しいことに挑戦したくなる。成功という達成感の積み重ねが前に前にと人を前進させます。

条件付きで登校できたなら、まずは喜んでください。
目的があれば、子供は行動できるということですから。

大切なのはその次の目標です。

どのような目標をセットするかで継続して登校できるのか、また行けなくなってしまうのかに分かれると思います。

 








-考え方

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

不登校をハンデにするのではなく、不登校だからこそ磨きをかけてやる!

  昨日も古い友達と会ってきた息子です。 女の子と二人きりだったので、周囲からはデートなんだろうなと見られているでしょうね。 仲が良いのは良いことだから、私的にはどっちでも嬉しいですよ^^ …

やる気の出る目標設定方法はこれだ!

  野球も開幕し、昨日は羽生選手が素晴らしい演技で優勝! サクラも咲き始めている春ですね。 今年の4月は私の中では今までとは異なるもの。 私の中でも自分自身のスタートになるんだろうなという静 …

自分のコントロールできることにすり替える

  私の今までの人生を振り返ったとき、体調面に現れるくらいにストレスが生じたものは何か?   それは人間関係です。   これは自分でもはっきりと言えます。 会社での人間関 …

不登校の子の将来に不安を感じたときは、自分が楽しいことをするのが賢い選択

  暑い日が続きますね。 東北も暑いです!!でも、西日本の方に比べたら・・で、これで暑い言っていたら笑われるかな?   昨日は炎天下の中出かけた息子。帰宅後の話を聞いてちょっとビッ …

子供の【不登校】を受け入れたいのに、受け入れられない・・親もしんどいです

  息子のコミュニケーション能力は実際のところどうなんだろう? これは時折私が考える問題です。 広く浅くというより、狭く深く、長い付き合いができていくタイプというのはわかってはいるのですが、 …