【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

想い

不登校の初心者ママとベテランママ

投稿日:2016年11月4日


 

不登校の初心者ママとベテランママの違いは何か?

これはあなたのことではなく、私自身を振り返って、10年前の私が初心者で現在の私がベテランという意味で書いています。

少なからず被ってくるところもあるかとは思いますけどね。

不登校は不登校期間が短く済んだから良かった、長いから問題と期間だけで判断できるものではなく、ただ、長期に及べば、親子でそれだけ悩む期間は増えるので楽ではありません。

私は期間が長いですけども、それは私が不器用だから長い、とも言えるかな?

 

不登校の卒業って、最後は親の気持ち次第。必ずしも復学が卒業とも言えないですしね。

親の心の中で自分に課された問題を処理出来たら卒業。その人次第で短くもなると私は思っています。

期間が短くとも親の考え方に変化がなければ、それはそれで問題とも思いますけど、それは親の成長ではなくて子供自身の成長だから良いのかな?

 

不登校初心者の頃の私は、もう心はグチャグチャで気持ちが上がったり、下がったりでした。

息子の機嫌や行動に左右されてしまい、自分自身でハンドルを握れていなかったですね。

その後、いろんな反省や葛藤を経て今の私があります。

今では、怒ったりもしないし、考えることはあっても落ち込むこともないし、きちんと感情をコントロールができるようになりました。

きっと、初心者の私が見たら、その秘密を知りたくなるでしょうね^^

 

秘密とは何か?
ベテランになれば到達できるのか?
ショートカットして短くすることは可能か?

 

何が違うのでしょう。ちょっと思いつくまま上げてみます。

・不登校に対する視点が変わってきたこと
・自分に向き合う時間が増えたこと
・息子の気持ちを自分なりに想像する時間が増えたこと
・学校の先の将来を見て考えるようになったこと
・人に何かを言われても傷つかない自分になっていること
・不登校問題を人生における問題と捉えれば、この問題の解決が、他の問題解決にも繋がると思えたこと
・不登校問題を自分の心の中で卒業できれば、人間関係をうまく対処でき、悩むことはなくなるということ
・不登校は子供も自分も成長させてくれること
・偏見を持たない目を持てるということ
・少数派に入るのが不安ではなく、チャンスと思えるようになること

書き出すと止まらなくなるんですよね、私は。
まだまだ出てきますけど、記事の都合上、10個だけにしておきます。

これらすべてに共通するのは、自分で自分をどうコントロールするかということです。

 

家にいれば、息子が朝起きないことはしばしばだし、夜中まで起きていることもある。

ご飯の時間もマチマチだし、お風呂に入らないこともある。

急な予定変更をされることもあれば、突然、買い物に行きたいと言われることもある。

初心者の私は心も体も振り回されっぱなし。それで、イライラを募らせたりもしていました。

自分で、息子にこうあって欲しい、知らず知らずに求めすぎた結果です。

悲しいことに、自分の思いを通そうとするほどに、その勢いが自分に跳ね返るんですよね。

相手が自分の子であるために、教える、しつけ、という思いがよぎってしまうのも、難しくしているところかもしれません。

ただ、相手に変わって欲しい、と思っているうちは、ベテランにはなれないんです、経験上ね。

 

そうそう、私が長いこと理解できなくて、聞くと腹正しく、嫌いだった言葉があります。

それが、相手を変えることはできない、変えることができるのは自分だけ、というもの。

あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?

初心者の私は、どっちがまともかわかりきってるじゃん?なぜ、私が変わらなきゃならない?変わる必要があるのはそっちだよ、とずっと納得がいかない思いでしたよ。

日々頑張っても、アレコレ言われるのも決まって母親ですし、ここで落ち込む時もあれば怒りになる時もあり、このような状態の時は、人の意見は耳に入らないですね。

 

どこで変化が訪れたのかは、今の私はわからないです(未来の私は言語化できているかもしれないので、その時にまた書きます)。

ただ、手を尽くしても、同じことの繰り返し。進歩も一切なく、自分で自分が嫌になっていたのは事実です。頑張ることに疲れて、手放した感じです。

例えて言うなら、

子供が泣きやまないときってありますよね?泣き止まない子供が泣き疲れて眠ってしまうあの感じに似ていると思います。

力が入らず抵抗をやめた・・・
疲れ切って頑張れない・・・

力が入らないから、しばらくは成り行きまかせです。

 

これで、どうなったと思います?

何も変わらないんですよ笑

頑張っても、頑張らなくても同じなのです。同じ毎日です。

自分だけが疲れてしまう損な役回り・・・
そんな現実に愕然としたんですかね・・

それでも、人は急に変われませんから、イライラしつつも自分で気付いて、イライラの機会がどんどん減少していって、他人ではなく、自分をコントロールできるようになったのかな・・

 

怒りやイライラの消耗度って激しいです。本当に疲れます。相手を動かそうって思うことも、同じように消耗します。

自分が乗り越えるまでは何度も同じ試練があるとは言うけれど、本当その通りでしたね。

今ならわかります。

 








-想い

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

昨日は公立高校の卒業式。私の今までの卒業式は・・・悔し涙です

  昨日は私の住む市内で高校の卒業式があったようですね。 全国的にもそうなのかな?3月1日は卒業式の日。 息子は14日なのでまだなんですけど、いよいよですね^^   ここで、また私 …

我の強かった私が少しずつ変化できたのは、不登校の息子のおかげ

  子供の不登校に直面すると、 私のしつけが悪かったのか? 私の対応がまずかったのか? 周囲からあれやこれや言われることもあり、自分を責めてしまうことがあります。   そんな中で、 …

主人が理解し始めた息子の頑張るチカラ

  最近は主人の息子に対する目が優しいです。 息子は気持ち悪がりますが、私にとっては、とても嬉しいこと。 主人なりに、ずっと心を悩ませ、考え、息子のことを思っていたのでしょうね。 &nbsp …

私が求めていたのは、心に響く『ありがとう』

  ありがとう・・・   いい言葉ですよね。 不平不満、悪口、愚痴に比べたら、『ありがとう』の一言は、人の心に明るさをもたらします。   ただ、『ありがとう』にも種類があ …

不登校も五体の一部として愛せるかどうか

  外は雨。 冬に差しかかる時期の雨は、寒さも感じさせますね。 雨は嫌いという人は多いけど、恵みの雨とも言う言葉があるとおり、感謝して喜ぶこともできます。 どんな状態でも、喜べるのが良い心の …