何度もこのブログに登場するカウンセリングドクターですけど、またひとつ笑える話を思い出しました。
大学時代、心理学の教授にある質問をしたそうです。
その質問というのが「先生は心理学を教えているのに、どうして女性にもてないんですか?」というもの(笑)
その教授に嫌われてしまったのかその講義の単位は取れなかった、まずかったなぁと話していました。この話をした後に息子にアドバイスをくれたんですけど、それがまたドクターらしくて、
「単位を落としそうな時は、教授に質問しに行って名前を覚えてもらうといいよ。名前を知っている学生ほど落としづらいから!」だとー。
ちょっと知恵を仕込まれております。
息子がそれをまたできるタイプと来てるから、なんか似た者同士?ここには書けない「はぁ~?」なアイディアもこの他にもたくさんあったんですよ・・・ほんとに(@_@)
でもね、心理の仕事にをするには、ガチガチの真面目タイプでは大変すぎるかなとも思えてきています。
息子も人の心を読むのは好きだけど、読まれるのはイヤ、と言います。心理学科には行きたかったけど、心理学科の人とは友達にはなりたくないな、だから今の学科で良かったのかも・・・とつぶやいていたことがありました。
ちょっと心を痛めた方がある方は、この傾向があるのかな?つまり、人に心を見られたくないという心理ね。拒食症で苦しんだ私の友人も同じようなことを言っていましたしね。
そう考えるとなかなかカウンセリングという仕事も大変ですよね。相談者さんの状況を良くするために原因を探って心を良い方向に導いていこうとしても、相談者さんには触れて欲しくない部分というのもあって、しっかりガードを固めている。何度コンコンとノックしても無視されることも多いかなと。
入ろうとして拒否され、ジワジワと忍耐強くこじ開けていく感じなのかな?
また、一方で何とかしてください!と依存型の相談者さんもいらっしゃるはずで、効果が見えないと「あの先生はダメ!」と言われることもあるのかな?
仕事の対象が人の心ですし、それもかなり重い心が対象ですよね。でも、その重い心に灯りを灯せればすごくやりがいのある仕事にもなり、感謝もされ、その後の信頼関係もしっかり保たれるでしょうね。
息子のカウンセリングドクターは60代です。なんとなく、趣味を満喫する独身貴族っぽい。息子はドクターには言っていないけど「俺が大学院を卒業するまでに元気で現役でいてくれよ!」な心境のようですよ(笑)
もし仮に息子が臨床心理士になったら、きっとカウンセリングドクターと同じ匂いを発しそうで、一風変わった臨床心理士かなぁと想像していました。
自分の世界観というのがしっかりあって、しかもそれが奇抜な独自のもの。しかもそれを主張できる。そんなところが似ているかもしれませんね。
こんな面白い実験があるんですよ。
被験者に、5㎝、7㎝、10㎝の3本の線が書かれている紙と7㎝の線一本書かれている紙の2枚を見せます。そして、この7㎝の一本の線は5㎝、7㎝、10㎝、どれでしょうか?と問うもの。
これを8人の方にやってもらうのですが、7人はサクラです。被験者の方は紙を見て、それは7㎝と確信をするのですが、先にサクラの方7人全員が10㎝と答えるのです。
そうすると、どういうことが起きるか?
被験者は正しいと思う答えをひっくり返して10㎝と答えてしまうんだそうです。ほぼ100%に近い数字で答えを変えるそうですよ。
おそらく、私もそうなる自信があります(笑)
でも、カウンセリングドクターと息子は、7㎝と主張するだろうんなと。そんなタイプ。
カウンセラーは感情が入りすぎても仕事にならないし、中に入らないことには心を感じ取れないし、なかなか大変な仕事だなって思います。