『もっと早くやっておけばよかった・・・。』
これは、昨日発した息子の言葉です。
もしかしたら、今後大学を受ける予定のお子さんもいらっしゃるかと思うので、書いておきますね。
息子は高校3年で今、大学受験の勉強中です。
昨年までは、大学に行くんだろうなぁとぼんやりと自分では思っていたようなのですが、はっきりと決めたのは今年度になってから。
外に出ることを好まない。塾はイヤ。
これは、息子の性質です。
それまでは、勉強は家庭教師の先生と週2回が良いところでした。
とてもじゃないけど、これだけでは、遅れている勉強は追いつきません。最近は溜め息ばかりで、夢にまで数学が出て来るそうですよ。
家庭教師の先生の教え方は、
暗記ではなく理解という息子の好みのスタンスで進めてくれています。
そして、この教え方は、家庭教師の先生が、予備校時代に受講したものがベースになっているそうで、予備校で教わったものをさらにわかりやすく、噛み砕いて教えてくれているようなのです。
それからというもの、息子はその予備校にも興味を示すようになりました。
こんな教え方をしてくれる予備校があるのかと。
しかし、残念ながら、私の地元のその予備校は昨年3月で閉校し、現在は塾を利用してのオンライン講座の受講しかできなくなっています。
外から出ない息子が、『その塾に行って、体験受講してみる』と言って受けたのが4月でした。
その後、即受講を決めたのです。
オンラインですから、自分の都合で受講は可能ですが、塾には行かないといけません。
『行けるかな〜』というのは、親である私の不安ではあったのですが、賭けてみるしかないんですよね。
実際受けてみると、
わかりやすく、おもしろく、場面が焼付く、と言います。
塾の講師陣はキャラが濃いですよね^^
ギャクで笑わせたり、オネエ言葉だったり(笑)。
動画を見ながら吹き出す場面もあるそうで、堪えるのか大変だとか(塾の一角で受けているので、塾では授業中)。
わかりやすくて、楽しく学べて、だから、『もっと早くやっていれば良かった・・・』なんですよね。
とてもいい気付きだと思いました。
本人は合格を目指していますから、合格するために早くやっていれば良かった、なのでしようが、私はちょっと違いまして、1つの思い込みを外せたことが嬉しかったのです。
塾はイヤという息子のイメージは、息子自身が勝手に自分でつくりあげたもの。実情とは大きく異なっていたということです。
ただ、親である私が『塾に行ったら?』と話したところで、行くことはなかったでしょう。
信頼をおいている家庭教師の先生の言葉だったから、行動したんですよね。
信頼とは、時間をかけて作っていくもの。
時間はかかっても、信頼関係がしっかりとできていれば、聞く耳も持つし、行動まで起こせるんですね。
それを近くで見ていて、私も勉強になったんですよ。
息子は、もっと早く・・・
と言ってますが、1年前に知っていたとして、同じように動けたか?
きっと動いていないと思います。
志望大学を決め、それに向かって計画を立てながら勉強している今だから、耳に入り、突き動かされたんですよね。
これが、流れであり、タイミングなのです。
息子にとっても、今が塾に通う絶好のタイミング。私にとっても、今が気付きの絶好のタイミング。
実際は、こんなタイミングが毎日川のように流れています。
それを掴めるかどうかは、どんなヘンテコなものであっても、一旦は受け入れてみる柔軟さにかかっています。
自分の信念を持つことは大切ですが、それが全てではなくて、常にアップデートしていくものです。
そう思っていれば、キャッチしやすいかも、ですね(^_-)-☆