【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

想い

不登校はギフト!いつかそう思える日がきっと来ます

投稿日:2017年4月20日


 

ここ数日、読者様からのメールをじっくり読み込んでおりまして、母親の立場からの気持ちをたくさん感じています。

不登校になる理由もそれぞれで、はっきりとわからないことも多いですよね。

不登校は心が大きく占める問題なので、自分も親も原因を特定することは本当に難しい。

ただ、いただく話の中で共通している事項がありまして、それが

・成績優秀な子が多い

ということです。

 

これはどこから来るのかなぁと私も考えていました。

 

成績の良い子は親の周囲の期待も高くなり、それにさらに応えようとしてしまうのか?

成績優秀な模範的な子を演じるようになってしまい、無理が生じ負担になってしまうのか?

頭が良いだけに、普通の子が考えないようなことまで考えてしまうのか?

 

中には我が道を行き、周囲のことを気にしない子供もいるかも知れませんが、そういう子はきっと少数派。

不登校になる子は、心を痛める本当に本当に良い子が多いと感じています。

 

親だけではなく、おじいちゃんおばあちゃんの期待も大きくなるのも不思議ではないですよね。

主人も私も、息子の成績がトップクラスだったらきっと妄想が激しかったと想像できますから。

 

でも、中には成績を一切気にしない、子供が健康でいてくれればそれが一番、人に愛され、人の役に立てる子であってくれたら嬉しい、と成績ではない部分を大切にする親もいて、

子供はちょっとやんちゃだったりしますけど(笑)、伸び伸びとはしていますよね。

 

と、過去を思い出しては比較したりもしていました。

 

そして、お母さん方の気持ち・・・

 

子供も辛いけど、お母さんも辛いです。

苦しみのレベルは子供も親も一緒。

ただ、親は大人なので、感情を抑えて理性的に振る舞うことも要求されます。ですから、もしかしたら親の方が負担は大きいかも。

 

理性を働かせながら子供を観ることは、ある意味自分の感情を殺すことです。

人がいるところで泣き叫ぶわけにもいかないし、感情を出すのは一人の時、布団に入った時、涙を流して・・・こんな感じですよね?

 

不登校って、今まで自分が信じていた常識が丸ごとひっくり返される出来事です。

さらに、自分の常識を押し付けようとすればするほど、お互いが苦しくなって、さらにひどくなって、ますます苦しみが増します。

 

自分の常識を変えていくのは、簡単なことではありません。

でも、いただくメールを読んでいると、みんなここを乗り越えています。

客観的に振り返っているのが感じられて、これは苦しみの渦中ではできないことだろうと私は思いましたよ。

 

自分の常識を乗り越えて、60%~70%でも不登校という価値観を受け入れられると、状況はガラッと変わるのかなって。

まず、そのお母さんの雰囲気が変わるし、その見えない「氣」は子供や周囲にも伝わっていく。

子供の学校に行けない状況は変わらなくとも、心に元気が戻って来る様子ががわかるようになってくる。

 

私の友達が言っていました。

とても良い言葉だったのでちょっと紹介しますね。

 

子どもさんの不登校は、いい意味で成長を強制的に促されるギフト。

 

私もそう思います。

読んで下さるあなたもそう感じているのではないでしょうか?

 








-想い

執筆者:


  1. あこ、 より:

    高校三年 いきなり学校にいかなくなりました

    本当に混乱しましたが
    本人は落ち着いていて

    わたしも いろいろなことが見方が変わってきています

    こだわってきたもの
    こうであるべきと思っていたもの

    いまは息子を信じてあげれるようになることが目標です

  2. befield より:

    あこさん

    返信が遅くなり申し訳ありません。

    あこさんの変化が見えることが嬉しいですね。

    私自身も固定化して考える癖があったので、
    そこから抜け出すために不登校が与えられたのかも?と思うところがあります。

    不登校苦しかったけれど、
    学校や教育というものを学校の枠外から見る!
    ということができるようになって、
    枠の中と枠の外を出たり入ったりして考えることができるようになったことが
    大きな学びでした(わかりづらいですよね・・・)

    息子さんのこと、
    信じてあげてくださいね。

    その思いは言葉は発しなくてもきっと息子さんに届くと思います。

    コメントどうもありがとうございました。

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