【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

想い

今日のメッセージは短く【本を読め!】です^_^

投稿日:2017年4月28日


 

明日からGWで、今日が休み前の最後の日ですね。

息子はなんとかここまではついてこれた感じです。

基本、インドア派で、毎日毎日大学と自宅の往復のみ。寄り道というのをしません。

主人と私の子とは思えないくらいに不思議・・です。

「俺、帰宅部で全国大会に出場できるから(笑)」という位に自信があるそうですよ。

 

昨日は、そんな息子からのお土産がありました。

さて、なんでしょう?

美味しいものを想像した方、何か物を想像した方、甘いです(笑)

もっと視野を、想像力を広げましょう(笑)

と、人のことは言えない私なんですけど、書いてみました。

 

 

答は、講義の録音(これ、書いて大丈夫かな)。

息子の大学は教科書や参考書がほぼなくて、プリントを渡されるか、或いは教授が一方的に話すという形式が多いらしいですね。

なので、自分でノートをまとめるために、ちょくちょくこういうこともしています。

そして、「今日のこの話、絶対お母さん好きだよ」と、自分のまとめを終えた後に、ICレコーダーを渡されたんですよ。

 

悔しいけど、息子は私のいろんなツボを知っています。

味覚、笑い、キャラもそうだけど、知識の傾向もしっかりと押さえています。

息子と私は一緒に過ごす時間が長かったし、私を観察する時間も長かったから、まぁそうでしょ?とあなたは思うかもしれない(笑)

でも、同じ時間を過ごしたはずの私は、息子のことをまだまだ知らないでいます。

息子が私に関して知っている情報の方が、私が息子に関して知っている情報よりはるかに多いです。これは、私も自覚するところです。

 

これはなぜなんでしょうね?

 

わかります?

 

その答えの一つが、昨日渡された講義の話の中にありました。そして、その話に私は激しく同意しました。

結論を先に言います。それは「自分で考える力」なんですよ。

息子は私のことを観察して「こうではないか?」「だからこうなのではないか?」と自然に考えることをしています。

私にはその力が息子よりは劣っているということです。

 

教授は、その考える力をつけるために「本を読め!」と言っていました。

 

教授の言いたいことは、

おかしいと思うことをおかしいと言える人が少ないということ、自分で考える力が不足している人が多い、ということです。

 

私達は勉強に追われ、受験に追われ、とにかく忙しい。受験戦争に入っている人ほど、勉強に忙しくなります。

あるいは、資格を取るために勉強している人もそう。一日のほとんどの時間は勉強に費やされます。

その努力の結果として、他人からも評価されるスコアは上昇、受験であれば偏差値の高いところ、資格であれば合格というものがついてきますよね?

とても分かりやすいです。

 

でも、教授は、残念ながらここに道徳はない、勉強だけでは道徳の力は備わらない、とハッキリ言っていました。

暗記が中心、どれだけ多くのことを覚えるかになると、自分で考えることは少なくなります。

与えられたものをいかに多く覚えるかの勝負になるので、その傾向が強くなるほどに、考える力は遠のいていきます。

自分で考える力をつけるには、本を読むしかないんだよ。だから、君たちには本を読むことを勧めるということを毎年話しているんだ、と熱を入れて話していましたね。

 

ここで、ちょっと例をあげましょうか?

私達は権威というものに弱いです。

白衣を着たドクターに何かを言われたら信じてしまうことはありませんか?

あるいは、東大を出た人の発言に「さすがに東大を出た人の言うことは違う」「東大の人が言うのだから、きっと正しいのだろう」と思ったりするところがありませんか?

 

でも、一方で、これだけ頭のいい人が「公の場でそんなこと言っちゃう?」「そんなことをしちゃう?」と信じられない言動、行動を目にすることもありませんか?

 

つまり、考える力、理性の力を育てる時間が、勉強に費やす時間より圧倒的に少なとこういう結果を招くことにつながるのか・・・

 

と、昨日の講義を聴いて、私も自分の言葉で説明できるくらいに理解に落とせたところです。

 

またね、目に見えないものの大切さの一つを教えられた気がします。

学問という知識はとても大事、でも、考える力、理性の力も大事なのです。どちらかに偏りすぎてはいけないということですよね。

 

少子高齢化がますます進み、若い人たちが未来に希望を持てなくなっているという話も聞きました。

私達世代や私達の両親世代は給料が右肩上がりに増え、終身雇用で、年金もある程度は期待でき、働いていれば何とかなる・・という希望を持てた時代に生きてきたのは事実です。

私もそう思って働いていて、返済できると信じられたからローンを組んで家も購入しました。

 

今後、不透明な時代に向かうからこそ、子供たちも、そしてシニアに向かう私達も、「おかしいことを見抜く力」「考えて行動する力」を求められるのかもしれませんね。

 

私も本は好きです。

本屋さんに行くと衝動買いをしてしまうので、気を付けていくようにしているんですけど(笑)、読むことでいろんな考えに触れることはできるので、視野は広がる感覚はあります。

これはわかります。

でも、本を読むことも学校の勉強と同じで、ただ読んだだけではまるっきりの受け身。それをどう生かすかを「考える」ことが必要なんですね。

 

でも、まずは読むことが先なので、

本を読め!

このメッセージで締めます(笑)

(短く終わるつもりが長くなってしまいました笑)

 








-想い

執筆者:


  1. みかりん より:

    こんにちは(^^)

    最近は小説読んでないですね~
    エッセイとか不登校に関する本は、すっと読めるんですが、小説だと感情移入してしまい、涙が止まらなかったり…

    中学生になった長女が、朝読の時間に読む本を探してまして…
    私が中学生の時は、赤川次郎さんの本ばかり読んで、文学と言われる夏目漱石や太宰治なんかは全然読まなかったんですよね。
    何かおすすめの本があれば、教えてください。

  2. befield より:

    みかりんさん

    おはようございます!
    朝読ってあるんですね?
    これって今普通なんですか?(笑)
    とてもいいことですよね。

    そう言えば、

    私、国語の時間が退屈すぎて(笑)
    授業中、教科書に載ってた、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読んで、面白くてハマったことを思い出しました。

    授業はつまらなくとも、読書を楽しんでいましたね^^

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