子育てとは一生もので、子供がいくつになろうとも、親が親であることは変わらず、我が子を気にかけていくものです。
主人の母親は、毎朝神棚に手を合わせて、子供一家の元気を願っていると聞きました。
離れて暮らしていても、毎日顔を思い浮かべるものなんですよね。
子供が家庭を持てば、子供の家族をも気にかけます。
嫁は他人と思っても、嫁や孫に何かがあれば子供である息子の苦悩が増えるわけですし、親としたら、子供には笑顔でいて欲しい。
だったら、家族全員が、笑顔で、元気で!
なんですよね^^
我が息子も自立して家を出たら、私もきっとそうなるんだと思います。
子供のことが心から離れないことが分かっているのなら、もう、覚悟を決めてとことん付き合うつもりでいるのが良い。
不登校は育児の中にある一つの症状にしかすぎないし、長い人生というスパンで見たら、これからまだまだいろんなことが起きてくるでしょう。
金銭問題で勉強するかもしれないし、夫婦関係で勉強するかもしれないし、健康問題で勉強するかもしれません。
それでも向き合う私というのは簡単に想像できるので、何があっても母親、これにつきます。
子供が学校に行かなくても、私達は子供が大好き。
子供が次に困らせるようなことをしても、他の人なら匙を投げて関係を断つことがあっても、子供はやっぱり大好きなんです。
法に触れることや人に迷惑をかけないこと、親として伝えていくことは多々ありますけど、そのほかのことは、大きく構えるくらいの気持ちでいた方がいいのかもしれません。
これも見えないものの中での大切なことのひとつ。
『覚悟』ですね。
本人の『覚悟』が勝ると、その見えない雰囲気や空気感が変わります。
その波動が子供にも伝わります。
私は息子の不登校に付き合うこと11年です。
症状が出始めた当初は、中学校に通う姿、高校に通う姿を想像しました。
その姿はとうとう見ることができず、願いが叶いませんでしたけど、今は、最終的に自立できるように、と目標を変えて、息子を見ています。
そして、現在は大学進学を目指しているけれど、それさえも実現するかどうかもわからない。
本人の臨床心理士の夢も変わるかもしれないです。
これが叶えばもちろん嬉しいですけど、叶わなくても息子に対する想いはちっとも変わらず、自立できるように見守っていくんですよね。
根比べに近いのかな?
これは、絶対母親の方が強くて、勝ちますよ。
だって、息子はずっと息子であって、失敗しようとも、挫折しようとも大好きなんですから^^
覚悟を決めてとことん付き合う。
そう思うと人生の中のひとつの症状ということがわかるのではないでしょうか?