【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

考え方

子供の【不登校】を受け入れたいのに、受け入れられない・・親もしんどいです

投稿日:2017年9月22日


 

息子のコミュニケーション能力は実際のところどうなんだろう?

これは時折私が考える問題です。

広く浅くというより、狭く深く、長い付き合いができていくタイプというのはわかってはいるのですが、学校や会社など人数が多いところはきっと無理でしょう。

今は我慢してやれ!といえば、それなりにやるとは思えるけど、それは心のブロックがある息子であって、好奇心全開の息子でないのは確かなこと。

要は、息子の「場」ではないんだなということに、変わりありません。

 

ここに気付けたのが、私の不登校と戦いをやめれた一つのきっかけかなぁと思います。

 

最初は誰でも学校に行かせようと頑張りますよね?

行きたくない子供と行かせようとする母親。

考えてみれば、お互いの心が相反する方向で戦っています。

喧嘩を例に取ればわかるけど、喧嘩の結果というのは、

  • どちらかが勝つ
  • 引き分け

この2つ。

 

負けた方が勝つ方に従うというのは、負けた方は自分の心を抑えたまま生きることになって不幸だし、勝った方が幸せかというと自制する心がなければエゴが暴走して不幸を招くことも考えられます。

引き分けはどうでしょう?

一見平和な解決のように見えますけど、お互いの心の戦いがそのままなら、見かけ上の引き分けに過ぎなくて、本質的な解決にはなっていないんですよね。

 

何が言いたいのかというと、子供が我慢するだけでもダメだし、母親が我慢するだけでもダメだということ。

不登校を受け入れているように思えても、

毎日家にいる子供を見て「いつまでこうしているつもりだろう?」「そろそろ動いてくれないかな?」と母親が心で思っていれば、母親の心が苦しい。

母親のその気持ちを子供が察してしまうと、今度は子供も苦しい。

そして、その「場」のエネルギーから逃れるように、部屋に引きこもったり、話をしてくれなくなったりしてしまう。

こんな感じでしょうか?

 

心の解決にたどり着かなければ、結局はいつまでもこの状態です。

 

これを脱するにはどうしたらいいの?

子供のことを思って認めたいと思うけど、それを自分が望んでいないこともわかる。

自分の心の中で相反する想いがあって、それが統合されないから自分がもどかしくもなるし、そんな自分を責めることもあるんですよね?

これは多くのお母さんが思うことだと思うし、いろいろトライしては躓いている部分だと思います。

 

その解決を私が書けるかどうかは疑問ですし、どこまで伝えられるかは難しいところです。

ただ、子供の「行けない」には、きっとその子の人生レベルで、大切な信念体系に関わる深~~いモノがあると私は考えています。

そこを無視していくらアプローチをかけても、子供の心が頑なになるか、反発されるかです。

カルト教団に洗脳された人を脱退させようとイメージしてみてください。

良くない、こっちが正しいよと理由を並べて説得しようとしても、信者の心は動きませんよね?

むしろ抵抗にあい、より一層信者の信念を強化させてしまいます。

極端な話だけど、それに似ているような気もするんですよね。

 

もし心の戦いをやめたいなら、もっと深いレベルでのその子の譲れない信念を知ろうとすること、理解しようと努めること、なんですよ。

その深い部分を大切に考えないで子供にあれこれ願っていては、きっと、ずっと平行線。

でも、この深い部分を大切に扱って、そこに訴えかけて良いエネルギーを注いでいけば、絶対良い方に動きます。

 

あなたもイロイロ言われて傷ついてきたでしょう?

『母親の育て方が悪かったから、そうなった・・』

このように言われた方もいるでしょう?

でも、みんな良い子に育てようとして、それぞれの育児観をもって一生懸命接してきたはずなのです。

我が子が可愛くて、愛情をかけてきたのです。

その母親の大切な心を無視して何かを言うから、抵抗の気持ちが生まれるんですよね。

そのお母さんの育児観を大切に守ってあげれば、そのお母さんの一生懸命さを分かってあげれば、心は頑なにはならないし、お母さん自身の心の扉も開くだろうし、涙ではなく、笑顔が見せてくれると思います。

 

子供も同じです。

深い理由はなかなかわからないかもしれません。

でも、これは「感じる」だけでいいんだと思います。

私も正しくはわかっていないけど、なんとなくこんな感じなんだろうなぁ、という感覚のレベルです。

 

子供のこの心の領域に触れるまでにあなたが成長できれば、あなたの心の戦いはなくなると思います。

知ろうとする、感じようとする気持ちを持ってみてください。

これは心を観る、感じる訓練ですね。

 








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