18歳、しかも男の子。
この頃になると自分の仕事もリアルに視野に入ってくるのでしょうか?
私と比較したところで何にもなりませんけど、私にとっては、大学は就職へのつなぎの時間、勉強に精を出すなんて考えはこれっぽちも思っていなかったんですよね。
講義よりも頭にあるのは、バイトとか自分の遊びとか・・・
でも、息子を見ていると、そんなことには興味がないよう。
まだ受験気分が抜けていないというのもあるのですが、スキマ時間を有効に使うことを今は模索中みたい。
大学ではそろそろバイトを始めようかという友達も多いらしく、息子も、
「なんかバイトする?」と聞かれるみたいです。それに対し、
「いや、なんか資格の勉強をするわー」と答えていると言っていました。
きっと大学生の頃の私とは友達にはなれないでしょう(笑)
そして、ちょっと嬉しかったのが、
「どうせ6年後から仕事しないといけないし、今働かなくても」の発言。
「お、仕事する気があるんだ・・・^^」と、私がピクッとなりましたね。
この気持ちわかります?(笑)
資格を必要とする仕事もなくなる職業ベスト10の中に入っていますけど、それはその人次第、やり方次第。
なくなる仕事であっても、生き残る人は必ずいますからね。
それは気にする必要なく、頭の使い方でどうにでもなると私は思っています。
だから、そういう観点でふるいにかける必要なんてさらさらなくて、自分が取りたい資格があれば、トライをすればいい!
と息子には伝えます(笑)
いろいろと今、リサーチしているようですよ^^
そして、受験気分が残っている今のうちに、目的に向けてスタートを切る考えのようです。
軸は臨床心理士。そこに何を付加するのか?
ひとつに絞らないのが息子らしい考えですけど、私世代の考えだと中途半端という方もいるでしょうね。
昔の私なら間違いなくそう言っています。
息子の選択によっては、私も動きを変えることになるかもしれませんし、その辺は私も縛られずに柔軟に、柔軟に・・と対応をしたいです。
息子と一緒にいて、「あっ!」と気付けるありがたいところは、目先ではなく常に先を、数年後を視野に入れて、そしてそこから逆算するというところなんですよね。
私はその辺がまだ甘くて、目の前のことに圧倒されていっぱいいっぱいになってしまう時が多々あります。
いい意味で頑張らない。
でも、集中するところはエネルギーを注ぐ。
息子は、剛速球のピッチャーではなくて、緩急を使うタイプ。
昼夜逆転、Youtube、ゲーム・・と一言二言言いたくなるようなときは、きっと自分を緩めている時間で、必要とあれば、1コマ目から出かけるし、それに合わせて夜も寝るし、今まで学校には注げなかったエネルギーを大学に注げているのを感じます。
人が動くのは「やらされ感」ではなく「自分で決めたとき」です。
自分が必要と思えたり、これをやる!という目的が見えたとき、人は大きく一歩を踏み出します。
親として思うことは、いかに緩急を使うか、いかに騙すか、ですね。
子供に直球を投げても反発されるのがオチなんですけど、それをわかっていてもやってしまうのが親なので。
直球だけではなく、緩急を使えるスキルを親が身につけて、子供を良い方向に導いていくのが大切だなといつもいつも思ってはいます(笑)
育児は親育てと言いますけど、親が気付いて学べなければ親は育ちません。
壁にぶつかるのは大変なことですけど、親の人間的成長の種がそこにあって、それが人の導き方に通じていくんですね。
学校を離れて思うことは、学校や塾に任せきりにしてしまう親が多いということです。
学校に行っていれば安心、塾に行かせていれば大学は入れるだろう。
これって、子供の将来を他人に預けていることになりませんか?
子供の本当の可能性、人よりできることは、もしかしたら学校以外のところにもあるかもしれませんよ。
学校や教育は可能性の一部分でしかなくて、不登校をチャンスにするのは「今」だと思います。
お子さんの可能性を広く見つめられるのは「不登校の今」です。
活かして欲しいです。