『内村選手って、2人子供いるんだぁ』
『27歳で2人か。早くに子育てが終わっていいな』
主人とオリンピックを観ながらの会話です。
このとき、私の中で、
『???』
早くに子育てが終わっていいよな、に反応した『???』です。
手が離れるのが大学卒業までの22歳と考えて、その時に内村選手はまだ50歳前。
自分の年齢と我が息子を比較しての素直な言葉だったのだと思います。
主人の同級生には普通に孫がいる人もいますし、そっちが普通で、まだ高校生の子供がいる方が、どちらかというと珍しい。
男性性、女性性の違いなのかな?
確かに大学卒業という点では、はるかに若く終えることができますよね?
子供の就職、自立という意味では、お金がかからなくなるのは事実ですけど、親は、子供のことが頭から離れるなんてことは決してなく、心配もしつつ、幸せを願い続けます。
子供はいくつになっても気にかけていく存在というのが私の中での意識でして・・・。
私からすれば、独身時代が長かった主人の方が、自由を謳歌してきたのでは・・・と思ったんですね。
独身時代は、奥さんも子供もいないわけですから、気にかけるということすらない。
給料も家族の生活のため、ということも考える必要もなく、ある程度自分の自由にできる。
確かに、金銭的に手が離れるのは早くて、老後は楽なプランを立てられるかもしれないけど、精神的な面では、人生の3分の2くらいは家族や子供を気にかけていくんですよね。
独身時代が長いと、金銭的には定年近く、定年後まで教育費がかかり、これはこれで大変。
でも、それまで、精神的には人生の2分の1くらいは自由でいられたのです。
このバランス、どちらを良しとするか、ですね?
今は医療費の助成も手厚くなってきていますけど、まだ所特制限はあるのかな?
ある程度年齢がいってから子供を持つと、給料もそこそこ良くなっているでしょうから、恩恵を受けられない方も出てくる、ということは考えられますよね。
一庶民私の希望としては、ここは所得制限関係なく、平等に助成を受けられるようにして欲しいな、と思っています。
みんなそれなりに事情が異なるんですよね。
私の知人でも、結婚して20年で恵まれたという方もいるし、上の子が20歳なんです・・・と言う二人目を妊娠中のお母さんもいました。
このような状況だと、ご主人の年齢も給料も高いでしょうし、うーん、助成を受けられないわ、定年後まで教育費がかかるわ、
大変ですよね・・・
予算も勿論あって難しいところもあるでしょうが、見落とされている事情もあると思います。
そう考えると、全体をまず把握するってことが本当に大事で、そこから細部を詰めていく。
この方法が大体のことにおいて通じるような気がするんですよね。
一つのことだけを見ていては、どこかで見落とす可能性もあって、知識のない分野では特にこの傾向が強くなりますね。
不登校も同じではあるけれど、それはある程度の気持ちの段階になってからかな。
最初はわからないことだらけ、圧倒されることばかり。
でも、段々といろんなことに気付けていって、その中で、学校に行けないという事柄だけではなくて、子供のあるがままの姿を受け入れることができるようになる。
時間が経つごとに自分の器が大きくなっていってます。
子供を持つことは親育て。
不登校の子を持つののは、更にハイレベルな親育て。
不登校・・・深いですね。