【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

考え方

人が求めるものは人の心の中にあります

投稿日:2016年10月26日


 

不登校生活が長くなると、考えることも変化していきます。

私のケースで言えば『復学』から『自立』へとなってきました。

子供の成長に伴い、そうなるのは自然のことかな?

息子は今高校3年生ですが、就職を決めた同級生もいますし、大学に進学するにしてもそれは将来の職業に通じていたり、働く年齢が近くなるにつれて仕事のことを考えることが多くなるんですよね。

私と息子との比較でもっての話にはなりますが、私が高校3年生の時よりも息子の方が将来の仕事についてもしっかり考えています。

私の場合、仕事に目を向けるより、まずは高校行こう、まずは大学行こう、それから就職を考えればいいや!とこんな感じでした。

とりあえず、目の前の勉強をしておけば何とかなるだろう、そう思っていたところがありましたね。

そして、いざ就職を考える時期になって、『ならば、これ!』と決めて、そして、これが自分の正しい選択と信じて(思い込ませて)走ってきました。

就いた仕事は、好きでもあったし、得意でもあった、楽しくもあった。
けど、今だから言えることは、そこから得られる喜びというのは、私が心から求める喜びとは異なっていたということ。

困難があっても情熱を注げる仕事か?
お客さんのために頑張れる仕事か?

そこまでのことは考えていませんでした。

当時はバブルの時代でしたから、就職先はたくさんあったという環境も影響していますね。軽く決めてしまった感は否めません。

 

今は、置かれている環境そのものが昔とは違います。

就職難ですし、企業のサービスも付加価値というアイディアが求められるようになってきているのは、先のブログでも書いた通り。

付加価値はアイディアと書きましたけど、アイディアというのは接する人の心の中にあるものです。それを見つけて、実践する行動力があるかどうか、というモノではないでしょうか?

付加価値は、

・人が悩んでいることを解消してあげることだったり
・人がイライラしていることの解消だったり、
・人がしてもらって嬉しいサービスだったり、

人の心にあるものを形として表現することです。

人の心がわからないことには生み出せない。心ありきのアイディアですよね。

だからね、同じようにアイディアを求めるように人がいたとして、アイディアが降ってくる人、アイディアが降って来ない人、この差は、

どれだけ真剣に人のことを考えているか?

なのかなと思いました。

 

人が助かるような、人が喜ぶような、これができたらあの人が喜ぶだろうなと『他』に目が向いている人にはアイディアが降りてきて、自分が儲けたい、注目を浴びたい、という『自』が強い人ほどアイディアは降りにくい、

そんな仕組みのように見えます。

 

欲も必要ですから否定はしませんが、『自』『他』とのバランスが必要です。

不登校だとどうしても勉強面では不利です。それは息子も痛感しています。でも、人として人生を全うしていく学びというのは、学校の教育だけではなくて、学校の勉強を5割、人生の勉強も5割、ここもバランスを保ちたい。

お母さんは、お子さんよりも数十年長く生きてきた経験と知恵があります。人間関係で悩まなかった人はいないでしょう?

どんなサプライズをして人を喜ばせようか?
日常にはそういった場面がありますよね?

おじいちゃん、おばあちゃんの誕生日に何を送ろうか??
おじいちゃん、おばあちゃん、何を喜ぶかな?
友達の誕生日に何をしようかな?
お土産はこれが喜ぶかな?

相手の心を知る機会は、意識すればたくさんあって、これは将来の仕事にも結び付いていくと思いますよ。

こうした積み重ねが習慣になれば、人の求めるものを常に探しているようになりますし、それをサービスとして提供できればそれが付加価値ですよね。

こんな考え方も取り入れてみてもいいのでは?と私は思うんですよ。
これは、何もお子さんだけではなく、お母さん方にも通じます。

人の求めるものを考えられるようになれば、人間関係はグッと楽になりますし、実際、サービス提供を始める方もいますから、ぜひぜひやってみて欲しいです^^

勉強面もね、進学を考えると苦しいものがありますから、中学時代に5割でいいから理解できていたら違っていただろうなと思います。

その5割を家でどうフォローできるか、難しいけど、これができたら大きいですね^^

欲張りな私はそういうこともできないかを考えたい^^

 








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