【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

想い

不登校という闇の中で見る光

投稿日:2016年10月15日


 

美容師の友人が、こんなことをよく言います。

『自分の頭を取り外して、自分でカットしたい!』と。

これ、誰でも経験あるのではないでしょうか?

自分の思うとおりのヘアスタイルにならないことってよくありますよね?

自分の伝え方が悪いこともあるし、写真を見せても髪質だったりで、違ったスタイルになることもあるし、美容師さんの技術も影響しますしね。

自分の頭を取り外すことができたら、自分の頭をぐるりと見てカットできるから、思うとおりのスタイルができる。

美容師として、カット技術を持っていますから、この思いは私以上に強いと思われます。(ちなみに友人の美容師歴は30年以上)

 

このことと同じく、私は自分から抜け出して、自分というものを客観的に見れたらなと時々思うことがあります。

大抵は人の嫌な面を見たときです。

自分はどうだろうか?
傲慢になっていないだろうか?
自分の考えを押し付けていないだろうか?
相手を傷つけていいないだろうか?
相手の気持ちを無視していないだろうか?

もしかして自分も・・・という感情がワーッと出てくるんですよね。

そのような時に、スルッと抜け出て自分を見れたらと思うのです。

見れないからこそ、鏡の法則というものがあって、人がいろんなものを見せてくれるんですね。

人の嫌な面はすぐ反応するけど、同じことをしている自分も必ずあって、悪いことに、その時の私は気付いていない。

この現象には『間』があって、現行犯逮捕ができないんですよね。

しょっちゅう客観的に見てたら、神経がどうにかなりそうで嫌ですけど(笑)。

あの時の自分を外から見たかったなぁというのは、過ぎてからよくあります(笑)。

 

感情ってよくできていますね。

感情を表現できるって、とても人間らしいことだと思います。

嬉しいとき、楽しいときは大いに笑って。悲しいとき、悔しいときは涙して。

ただ流してしまいがちな感情ですけど、時には厄介なものと感じることもあって、感情をなくして人生の彩りはありません。

 

でも、考えてみれば、それぞれの感情は、対極があって初めて味わえるものです。

真っ暗の闇だからこそ、小さな光も際立つのであって、感情もそれと同じです。

嬉しい、楽しいことを誰もが望みますけど、この世の中、楽しいことだらけだったらどうなるんだろう?

際限なく高まる欲求の結果、嬉しい、楽しい感情を通り越して、無感情で壊れてしまうような気もします。

だから、感情そのものはフラット。そこに在るだけ。

 

不登校はマイナスな感情を感じることがどうしても多くなります。

それは闇に近い状態ですよね。

でも、この状態は小さな光にも気付きやすい状態とも言えます。

闇の中をさまようことも多いけど、探し求めていれば、いつか光は見つけられるはず。

見つけたその時の喜びは大きいですよね。

光の中を歩いて見つける光。
闇に中を歩いて見つける光。

気休め、妄想でもいい。小さな光は強く、一生忘れない特別な光。

 

何が光になるかは人それぞれ。希望をもっていきたいです。

 








-想い

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

不登校のお子さんを持つお母さんへ

  私も一母親です。 これまでに、子供が不登校であることに対し、母としてあるべき姿をいろいろアドバイスしてくれる方がたくさんいました。   でも、その心は嬉しくても、 責められてい …

不登校の子供の言葉にならない気持ちを通訳するように話せたら

  我が家の4月、5月、6月は、主人の仕事が忙しくほとんど出張でいません。 一週間に一度の割合で帰宅するのですが、昨日がその帰宅日でした。 主人も疲れているだろうに、息子とちゃんと会話してい …

この不登校ブログは【親子のコミュニケーション】

  昨日、このブログのお問い合わせフォームから一件のメールがありました。 お問い合わせフォームからというのは何とも珍しい。 ところが、このメールなかなか秀逸で(笑)   最初は毎朝 …

不登校も五体の一部として愛せるかどうか

  外は雨。 冬に差しかかる時期の雨は、寒さも感じさせますね。 雨は嫌いという人は多いけど、恵みの雨とも言う言葉があるとおり、感謝して喜ぶこともできます。 どんな状態でも、喜べるのが良い心の …

不登校の息子の主張と主人の主張の違い

  今日は主人と息子が、あるテレビを見ていて、主張のぶつけあいとなっていました。 決して口論ではないんですけどね。 でも、私はそばで聞いていて、息子は本当に学校が嫌いなんだとよ~くわかったよ …