【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

考え方

不登校の子供はおいしいたい焼き^^

投稿日:2016年7月17日


 

息子の通う医療系カウンセリングのドクターはこう言います。

『学校はたい焼き製造機』だと。

 

この意味が分かります?

 

ドクターも不登校の子をたくさん患者さんとして抱えているので、息子の気持ちを理解してくれています。

息子が窮屈さを感じているのが、まさに『たい焼き製造機』というところが大きいからなんですけどね。

 

不登校の子をもつ親なら、他の保護者よりも違うフィルターでもって学校を見れていると私は思うんです。

 

学校側、先生側からみれば、

言ったことを守る
協調性を発揮する
宿題をきちんとする
提出物はきちんと出す
成績が良い

ここから外れない子というのは、教育しやすいですし、できれば良いと言われる進学先へ進む生徒を増やせれば、先生にとっても望ましいですよね。

 

でも、、たい焼き機だって、生地がはみ出たり、あんこがはみ出たり、たくさん作っていれば、一つや二つはそういう商品も出てくるんですよ。

その商品は販売できません。

でも、食べることもできるし、人によっては『そっちがいい!』という人もいたりして、求められる人には求めらたりもします(笑)

 

子供も同じですよね?

すべて同じ型にはめてしまうのが果たしていいのかどうか?

私は疑わしいと思っています。

あ、常識的な最低限必要な道徳心や教育は必要ですよ。それを踏まえた一歩先の話です。

 

・たい焼き機できれいに出来上がる子

会社に代表される組織に向く子

・ちょっとだけあんこが多かったり、しっぽの生地が多い子(主要教科より体育、美術、音楽、技術家庭科の方面に秀でた子)

専門分野に向く子

・あんこがはみ出し、尻尾の生地もはみだしがちの子

起業家、クリエイター、芸術家といった少数派の子

 

勝手に仕立ててみました笑。

私は商品にはならないはみ出しっこのたい焼きが大好きです^^

 

自分が個性的である方はなんとなーくわかるとは思うし、自分の個性を抑え込まれていた・・・と後から気付く方もいるんではないかな?

もしくは、まだ気付かずにいるとか、ね。

ちなみに、私は後から気付いたタイプで、息子が不登校でなかったら、まだ気付かずにいたタイプでしょうね。

旦那さんは私から見たらいまだに気付いていないタイプで、学歴重視の人です。

 

学校はまだまだ知識重視、成績重視が強くて、会社就職率が高い現状ではここで訴えても届かないのですが、将来はほんとわからないと私は真剣に思っていますよ。

 

何をもって幸せとするか、
何をもって成功とするか、

これは各自によって違います。

ただ、客観的な尺度として、将来稼ぐ収入面をみたら、どちらの子が稼ぐ力があるか?

不登校の子がダメとは言い切れないし、仮に全員がリストラされたものとして、ゼロベースでスタートを余儀なくされたとしたら、必ずしも高学歴の人ではないはずです。

 

私は一度も登校させることができなかった親です。

ですから、息子は学校教育は全く受けてないに等しいんですよ。

でも、与えられた手札で勝負をしないといけない。

不利かもしれないけど、それでもこの状態でやらないといけない。

私はどこまでも不登校の親子側の味方の人間ですよ^^

 

学校に行かせる努力も必要だけど、学校というフィルターを外して、『その子の個性』というのも見てあげて欲しいなって、強く強く思うんです。

私にはまだまだ『学校に行かないと・・・TT』と思いながら見ている親が多いように思えているんでね。

 

親が丸ごとその子のことをみれるようになると、その親のエネルギーが不思議と子供に影響してきます。

 

お子さんの長所を書き連ねてみてください。

何個あげられますか?
スラスラ書けますか?
ダメの方がスラスラ書けるなんてことはないですか?

 

学校という制限がなかったとしたら、お子さんをどの方面に進ませたいですか?
お子さんが力を発揮できる分野どこでしょうか?

 

私はそのうえで決断した復学なら、本当に良かったね~と思えるんです。

この場合の復学は、不登校の親が最初に願う復学とは違った認識ですから。

 

このことが分かっていただけますか?

 

これは私にとっては大事に思う点です。

これからも言葉を変え、表現を変え伝えていくつもりでいます。

 








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