【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

想い

息子の不登校仲間は「受験→大学→将来の仕事」がつながっていない子が多い

投稿日:2017年7月6日


 

最近の息子はカードゲームにハマっているということは何度か書いてきました。

このカードを買うのにお金を費やすことはどうなの?と思う私なのですが、新たなこのツール(笑)で、友達とのつながりが広がり、深まっているのも事実なのです。

最近はカード持参で大学に行くし、土曜日or日曜日はフードコートでほぼ12時間友達と話しながらゲームをして遊んでいるし、あながち悪いとも言えません。

こうしたゲームをしながらだと会話もしやすくなるんでしょうね。普段聞きにくいことも聞いて話し合えたりするようですよ。私が偏見の目を持っていたかな、とちょっと反省しました。

 

先日フードコートで遊んだ子は、今一浪中で良い息抜きになっているみたい(^^♪

息子から聞いた会話の内容がまた「そうだよなぁ」「そこ、何とかしたいよなぁ」と思える内容でね・・・

どんな会話かというと、

 

「今俺、受験勉強してるじゃん。これって、大学で使う?」

「俺の場合は、一切使わないな!受験が終わってからまだ3ヶ月だけど、もう試験は解けないくらいに忘れてる」

「受験は割り切るしかないのかね」

「それしかないと思うよ」

 

どうでしょう?

ある意味、不登校の子だから通じる会話のような気がしました。

確かに学部によっては受験中に勉強したことが必要で、役に立つ教科もあると思います。英語とかはそうですよね、英文科なら英語は必須ですし。

でも、考えてみたら息子は全く使っていない(笑)

使っているとしたら、レポートを書くと言うことで現代文くらい?

英語も今は必須ではなくドイツ語の選択ですし、好きで得意な数学は全く使わないし(笑)

本当に受験のためだけに、そのためだけに、勉強を一年間してきたんですよね。

 

「これ、将来使う?」

息子も何度も何度もこの質問を発していました。でも、日本の受験上、これはどうしようもないルール。ルールだから従うしかないのです。

愚痴っては、カウンセリンドクターやカテキョーくんによいしょされて、何とかやってきましたけどね。

 

この感覚どう?普通に登校できる子はこんなこと考えるでしょうか?

センター試験、大学受験を見据えて、中高一貫校もあるわけですし、もう小学校から準備をしているわけですよね?

きっと疑問すら抱かないのかなって思います。

 

でも、今となっては、受験や教育は私の中で???が多くなってきています。

現在は人工知能が社会にも浸透してきて、今後なくなる職業も増えてくると言われている時代。つまり、日本のような先進国は変化の流れが速い最先端にいるんですよね。

一方で、私に言わせれば、教育は石器時代のまま。細かい改正はあっても大きくは変わっていません。ほぼ同じ内容を聞く受け身のスタイルです。

私が変ですからこの辺は聞き流して欲しんですけど、これが私には、パソコンを操る現代人が、狩猟の仕方を一から学んでいるような、そんな感覚になってきたんですよ。

全ての人が学ぶべき土台となる基礎は必要ですよ。

でも、成長して、自我が芽生えて、個性が出始めたら、みんなが同じになるというのはむしろおかしいよね?

調理師とか美容師とか、こうした技術職は学びが直結しているから将来につながるから、とてもスッキリします。

大学だと、直結するのは、医者、看護系、薬学系、福祉系、公務員、などでしょうか?あとはアナウンサーを目指す人も高学歴が必要だから頑張れるかな。

こうした目標があると、受験に対するモチベーションもあがるけど、少なくとも、息子の周りは「受験→大学→将来の仕事」がつながっていない子が多く、受験勉強のモチベーションが上がらないように見受けられます。

登校できないことにはいろんな理由があるけれど、息子のように

「これって、将来必要?」

と感じる子もいるわけです。

息子がこのように感じているってことは、同じように感じて登校できない子もいると考えてもいいですよね?

 

私は時代の流れに教育がついて行っていないような感じていて、今後もっと不登校の子が増えていくのではないかと危惧しています。

何が言いたいのかというと、登校できない子供が社会不適合者なのではなく、不登校の子供たちは古いものに居心地の悪さを感じる感度の鋭い子達であって、何かを持っている子のように私には思えるということ。

子供たちが私くらいの年齢になれば、不登校の理由もスッキリ解明されているでしょうね。

息子はまだまだ道半ばで、まだその段階ではありませんけど、もし、数十年後に教育の変化が見られた時、「俺はこういう教育を受けたかったんだ!」と言える世界になっていたらいいなと思います。

 








-想い

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