【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

小学校2年~高校3年まで不登校の息子について書いているブログです。 現在は受験を経て大学生になりました。不登校を受け入れ、変化してきた母の心を綴ります。

考え方

不登校は自己主張のひとつ

投稿日:2016年9月8日


 

息子の高校の友人たちを見ていると、

『何でこの子がここにいるんだろう?』
『普通高校でもやっていけるのでは?』

と思えるくらいに毎日通学している子もいます。

受験に専念するために敢えて通信制高校を選択する子もいるにはいますが、そうでもなさそう・・

その子は小学校から学校に通えなくて、不登校支援の適応指導センター(フリースクールみたいなもの)にずっと通っていたんですね。

学校は通えないけど、適応指導センターなら通える、そんな感じです。

 

こうしてみていると、学校に行けないからといって、『不登校』では片付けられないように思うんです。

息子の話では、その子は教師を目指して、受験勉強中らしいです。

学校に行けない子が教師を目指しているんです。

きっと、彼の心の中には、学校に対し、

『こんな対応をしてくれたら・・・』
『こんな先生がいたらいいのに・・・』

そんな思いがあるのかな?

自分が学校で得られなかったものを、自分が果たすことで同じように悩んだ子供たちを助けていく、そんな使命を感じているのかもしれません。

 

学校に通えないという、ただその事実だけで不登校と片付けられてしまうのが、残念ながら今の現状でもありますね。

でも、その子一人一人をみれば、現実としての学校と自分の理想とする学校の違いをよくわかっている、そんな気もします。

登校できる子はその現実が普通で、学校とはそういうものという『学校のシステム』を疑うこともしないでしょう。

でも、不登校の子はきちんと感じています。

 

ただ、不登校の子供が言葉を発すると、親や大人から、自分勝手なわがままな言い分や言い訳に聞こえてしまって、そんなのは世の中で通用しないぞ!で、はねつけられたことも多かったと思うんです。

そして、言ってもわかってもらえない・・・段々とそう思うようになり、口を閉ざしてしまうんですね。

 

これ、私のモロ経験を話していて、反省点からの教訓でもあるんですが、

不登校の子供の言葉に真摯に耳を傾けることが、教育の在り方を考えさせることにもなり、21世型のよりよい教育システムにつながるのではと、何とも生意気な壮大な考えも持ってしまうんですよ。

 

例えば、飲食店をやっていて、お客様からのクレームがあったら、それを反省し、二度と起こさないようにしますよね。

そのことに気付けたことで、より一層お客様に愛されるお店になることも普通にあるわけで。

学校は難しいですね。

 

でも、せめて親や近しい人は聴いていた方が良いです。

ポイントは自分の考えは一旦横に置いて、ですけど笑

そこで自分の考えや親としての言い分を言ってしまうと、損をします。

子供の学校に対する不満や改善が、直接学校生活に生かされることはないですけど、それを応用して別な分野で生かすことは可能なので。

ここにお得感を感じるくらいに発想を切り替えちゃいましょう。

 

今、こうして書いていて思ったことは、不登校は障害物競争みたいなものですね。

障害物競争はゲームです。

コツをつかんで、ずるさも身につけて、ゴールすること^^

楽しみながらゴールすることを忘れたくないですね。

 








-考え方

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

不登校だからトライしたい勉強法~学校とは違うことをしてみる

  今、息子が代ゼ○に通っているけれど、私の住んでいるところはオンラインのみの受講。 地元の提携している塾に行き、そこで動画を観るんですが、オンラインの特徴は何度も観れること、そして、自分で …

不登校だからこそ大学が合うのかも。高校がダメだから大学も通えないとはならない

  昨日、カテキョーくんと息子と私と3人で話していて、不登校の子ほど、もしかしたら大学があうのかも・・な話になりました。 息子は明らかに大学が合っていたパターンですけど、それは息子本人が違い …

お子さんの未来の職業は何だと思いますか?

  宝くじ1000万円当選〜 なんて、私のことではないですよ。 主人は買いますけど、私は実はあまり興味がありません。 当たれば確かに嬉しいし、一時的には潤うし、外食に当てたり、ちょっと贅沢な …

不登校を遺伝子レベルと考えてみました^^

  ここ2日間、息子は全国模試で学校に登校。 実はまだ夏休み期間中なんですよ。 大学並みに休みが長いのですが、いつも家にいるので、『あ、そうだったんだ・・』という感じですね。 久しぶりに登校 …

【不登校の理由】はこれもあるのか?~昨日読んだ本から思ったこと

  昨日は入学金等の手続き関連を無事済ませてきまして、ちょっと一安心。 私も最近は「もし、外出時に繰上合格の電話が来たらどうしよう?」と、余計な心配をして引きこもっていたので、昨日は久しぶり …