あなたは『聴く』ということをどのように考えているでしょうか?
なぜ子供が学校に行かないのか?
なぜ学校に行けないのか?
息子の心を理解しよう私も随分と考えてきました。
今だって、息子のことには???のこともあって、それはそれで面白くもあります。
よく、人の話を聴くことで人を理解できると言います。『傾聴』という言葉もありますね。
特に、人と話をすることを仕事をしている方には、『傾聴』は大切なコトバだと思います。
それは私達親であっても変わりませんよね。状況をよくするために、それぞれの思いを望む方向に進めていくには、理解することが必要ですから。
何事もスタートすることに一番エネルギーを使います。
車走らせるのもそう。かけっこをするのもそう。
仕事をゼロからイチの状態にするのもそうです。
最初が一番力を要しますよね?
子供を理解することもきっと同じ。一番最初が力を要するし、ここがうまく行かなくて悩むことがきっと多い。
起ち上げた仕事がうまくいかなくて、あの手この手を試す・・・という状況に似ているかもしれません。
子供が親に対して心を開いて話せるようになると、会話は容易になります。自分が望む姿に子供がなっていなくても、親子関係は以前よりスムーズになるはず。
ここからが大切で、昨日ある文章を目にし、私自身がハッとしたことがあります。
私は、息子のことを理解しようと、常に
『なぜこう考えるんだろう?』
『息子がどう考えて、この行動をとるのだろう?』
と、イメージしながら聴いていました。そして、自分が何か嫌なネガティブな感情になったときに、
『息子が感じているのはこの気持ちだろうか?』
などと自分が体感する感情を利用して理解しようともしていました。
『聴く』とは、こういうことではないんですね。
『聴く』とは、そこに感情を入れずに、ただありのままを『聴く』こと。
自分の考える力を使わずにただ『聴く』。
できれば、相手の話していることをメモを取る。
これが効果的かもしれません。
そして、取ったメモを見て、まとめてみる。
子供が相手だと親は強く気持ちが入ってしまいます。
親や子供、近い友人であれば、そこに感情が入るのは普通のことでもあって、例えばカウンセラーの方は第三者になりますから、この辺が違ってくるんでしょうね。
気持ちをフラットにして患者さんの話を聴いて、そしてまとめていきます。
最初からきっとこうだろう・・と推測して聴いてしまうと、その部分がフォーカスされてしまって、他の大事な言葉を聞き洩らしてしまう可能性もあるんですね。
比較的第三者の場合はやりやすいかもしれないなとは思いましたが、子供になると難しいと感じるのも事実です。
でも、気持ちをグッとこらえて、子供の訴えをできるだけ聞くことができれば、子供の気持ちに関する材料が増えることにもなり、『これを言ったら、お母さんは機嫌が悪くなる・・』と子供に話す抵抗を起こさせることもなくなりますね。
まず最初は、子供の話に耳を傾けること。
親に対する不満、批判も出てくるかもしれません。
それでも、感情を乱さずに深く耳を傾けること。
きついかもしれません。
これは、無意識でできるものではなくて、身につけていく習慣ですよね。
子供だと難しいかもですけど、誰かと話す機会があったときにトレーニングはできますね。
そこで『この人なに言ってんの?』と思ったら注意信号かな(汗)。
ちょっと、身につけたい習慣となりました。