来年以降受験を迎える方へ何をお伝えできること。
今日はそのような観点から書いてみます。
息子は、カテキョー君であったり、カウンセリングのドクターであったり、或いは、学校の先生だったり、経験豊富な方から助言をいただける恵まれた環境にあります。
実は、息子本人も好まず、そして、受験生だったら私自身も好まない方法と思えていたもので、今ではおススメしたいこと、それは、
すべり止めの合格を手にしておくことということです。
すべり止めですから、自分の実力で楽々受かるところですよ。そこが、絶対行きたくないところであっても、です。
当然じゃん?それが普通じゃん?
そう思われました?
それができない、変な親子なんですよ、私達は(笑)
この切符を持っているか持っていないかで、精神面は相当差が出ますね。
息子を見ていてそう感じます。
すべり止め対策は、その子の性格にもよります。勿論、お金もかかります。
でも、一つの合格を手にしている安心感というのは、崖っぷちの子より精神面で余裕があることは事実です。
中にはマインドが強い子もいて、崖っぷちになればなるほど力を発揮する子もいるとは思いますよ。
ですから、この方法がベスト!とは言いません。
ただ、私は【安心】という点より、
合格という成功体験を本人に経験させるために必要と感じました。
小さくても成功体験はとても大切。
小さな成功が本人の自信をみなぎらせるものなんですよね。
行きたくない大学でもいいんですよ。
試験を受けて【合格】するという体験が違いを生むんだよ、ということです。
息子も私も、行くつもりのない大学の受験はしないという考えを持っていましたが、今後はおススメしません。
その子の人生という長期的視点でみたら、【成功体験】は、その子のその後の人生に向き合うマインドを大きく変えるものになっていきます。
私はそこに気付き、考えを改めました。
こんな話があります。
それは、勝てない競走馬の話です。
あなたが勝てない競走馬のオーナーだったらどうでしょう。
我が子のように可愛い馬を負け続けるレースに出し続けますか?
また負けるだろうと思いながら、スタートゲートに送り出しますか?
また負けるだろう・・というオーナーの気持ちは、残念ながら馬にも伝わってしまうでしょうね。
でも、ここで階級を落としたレースで走らせたらどうでしょう。
ライバルの力が劣る低い階級でのレースです。
そこで忘れていた勝利を味わせ、その味を実際に感じさせる。
自信を取り戻したその後に、また本命のレースに戻せば、馬は生まれ変わった走りを見せることがあるそうですよ。
勝利による自信が、馬を蘇えらせるのです。
あなたが馬のオーナーならどちらを選択するでしょうか?
私がオーナーなら、自信をつけさせる方法を取ります。
もしかしたら、その決断をすることに勇気が必要になってくるかもしれませんけど、自分の目標は何なのか?という視点でみると、私の答えは明らかになってくるんです。
自分の馬に自信を持たせて、伸び伸びと走らせたい!
自信に満ちた走りで、勝利を味わわせたい!
その馬がその馬らしく在ること。その馬が引き出す走りで勝利させること。
この思いに行き着きます。
自信がある!というセルフイメージを持つことは、それほどまでに重要なことです。
このことにぜひ気付いていただきたいですね。
実は、本日息子は試験日。
私も日々経験を糧にしています。