不登校の子の本音・・・つまり、息子の声です。
不登校は家にいることが多い。
我が息子の場合は体調不良のことが多いですから、必然と家でできる気分転換法を探すことになります。
全てを忘れて何かに集中したい!
時々、こういう衝動に駆られるようなんですね。
過去に集中していたものを思い返してみました。
小学校時代は、
・折り紙
・ガンプラ作り
中学時代は、特になし
高校時代は、
・レザー作り
・料理
そして、今日は変なことを更に言い出しました(@_@)
『仏像彫りたい・・・』と。
ネット検索までして、値段にビックリ!!
そのお値段3万円弱。私はビックリしたけど、この価格は普通なんでしょうかね。
家にいると暇と言えば暇。
親としては『だったら、学校にでも行ってみたら?』と口が滑りそうになります(笑)
でも、そういうことじゃないんですよ。
息子に限っていえば、ちょっとの時間でも何かに集中して全てを忘れることが、息子にとってのストレス発散の方法。
この時間は必要な時間ですよね。
家で暇を持て余すようにしていても、常に登校できていない自分の現実と心の中では闘っているんですよね。
この気持ちを本当の意味で理解できるのは、実際に学校に行かないことを選択した子供たちだけなのかもしれません。
中学の時は熱中できるものがなかった。つまり、本人にとっては闇のような時間だったんだなと今は思うことができます。
不登校の子の思っていること、親の思っていること、ここには相当の差があると思った方がいいです。
子供によってもその出方は様々ですし、我が子といえど、私もまだまだ分からないことも多いですよ。
日中は寝ていることが多いのも、寝ていれば時間が過ぎるという思いがあるのかもしれないし、やる気が出ないというのは体調面にも現れるので、怠さは出てきてもおかしくはありません。
親にはだらけているように見えているときが、本当は子供が一番辛いときなのかもしれないなと。
親がマックスで嫌な感情を味わっているとき、子供が一番底の感情を味わっているとき。
そのように考えたことはあるでしょうか?
こんな状態の時に、
『学校行ったら?』
『勉強でもしたら?』
『何かやったら?』
は子供の傷をえぐるようなものになってしまいます。
私も散々えぐってしまって今があるので、今、こうして振り返ることができます。
自分が底の気分の時に、親に上記のような言葉を言われたらどうでしょう?
話したい気持ちはなくなるでしょう。
仕向けるのが悪いと言っているのではありません。
適切なタイミングというのがあって、そこを外すと、無意味どころか、逆に反発を生む声掛けにもなってしまうということです。
子供の態度にイラッとし、ちょっと言いたくなったときは一呼吸おいてみてください。
もしかしたら、そのときお子さんは、底の気分を味わっている可能性もあります。