私のリアルな友人のお子さんでも、不登校までは行かなくても、学校が嫌い!行きたくない!と訴えている子がチラホラいます。
今日はその中のある子のお話。
その子は今、修学旅行に行きたくなくて学校と相談中です。
私も実際修学旅行は苦手でしたから(^^;、その行きたくない気持ちがとてもよくわかります。
その子は女の子なんですけど、女の子同士でつるむとかが苦手なんですよ。
普通の女子(?)には理解ができないことかもしれないけど、私も似たタイプだからね~(笑)、これは結構キツイものなんです。。。
そもそも、気の合う友達が学校にいないのかもしれないし、もし、そんなケースであれば、尚のこと修学旅行は楽しいモノではなくなります。
仲の良いグループで自由行動というのも、学校が嫌いな子供にとっては、そのグループ決めの段階で既に苦痛です。そして、一緒に行動するのも、苦痛以外のなにものでもないんですよ。
友達が嫌いとかいう問題ではないですよ。むしろ友達としては好きの方が強いです。
修学旅行も授業の一環と言ってしまえばそれまでだけど、私は楽しんでこそ思い出にも残ると思っているので、苦痛が思い出になるなら行かなくても良いんじゃないかな、な意見を思っています。
そして、今日私が伝えたいのはこの子のお母さんの対応なのです。
この子のお母さんはしつけは厳しくて、自分でも「鬼!」と言い、子供からも「鬼!」と言われて笑っています。
でもね、この子のお母さんのスゴイなぁと思えるところは、子供の気持ちや心を一番に考えることをしていて、学校にも絶対子供の味方であることをぶらさずに、時には言いにくいことも言い、かけあうところ。
今の私ならこういう対応もできるけど、行き渋りや不登校で悩んでいる時にはできなかったと思います。いや、確実にできなかったですね…
我が子の不適応を嘆き、学校に対して申し訳ないと思い、そして、子供の味方になれていない自分にも嫌になり、きっとぐちゃぐちゃで一人泣いていたかな?
これからあなたに究極の質問を投げかけてみます。
あなたは、お子さんを取りますか?学校を取りますか?
他の答はありません。二択です。
答は全員が全員決まっていると思います!
私はこの子の母親にこのくらいの覚悟を感じました。
子供の気持ちを思って、その気持ちを大切に学校にかけ合う母親。
学校が、先生が何と言おうと、私は子供の気持ちを大切にしますよ!とね。
この母親の行為が子供の心に響かないことはないはず。
子供が感謝の言葉を口に出すことはないかもしれないけど、その親の姿は強く心に刻み込まれ、愛されている実感、理解してもらえてる実感、自分の意見や気持ちを尊重されている実感、これを感じて、それだけで心の居場所は確保できるだろうなって。
嫌なことを頑張りとおすのも昔なら美徳かもしれなかった。
でも、私はこれは間違った美徳だと今では強く思っています。
どんな自分でも自分を信じてくれる母親。
このことが、子供に自信を持たせ、勇気を育むことになる!と思えましたよ。