サイトアイコン 【大丈夫!不登校】ブログ~母の日誌

不登校で幸せを感じたこと

 

夏休みも8月に入り、結婚して他県に住んでる友人たちが、代わる代わる帰省をしています。

両親が健在でも70後半~80代ですからね。マメに帰省する友人が多いですよ^^

 

私の同年代の友人は20代で出産している人が多く、私の息子と同級生くらいの歳の子は、第2子、第3子が多かったりします。

第3子が18歳ともなれば、上二人は就職だったり、進学だったりで家を出ていることも多く、末っ子が事実上家に一人っ子状態でいるわけなんですが、その末っ子も来春には・・・となると、よくこんな声が聞こえてきます。

『寂しいけど、仕方ないよね・・・』

 

うん、この気持ちもわかりますTT

 

親としてはこれが普通のことで、喜ぶべきことではあるんですけど、正直なところ、寂しいですよね。

我が家はまだまだ家にいそうですけど、どんどん子供が自立をしていく家庭にとっては、我が家の状況が羨ましくもあるのかな、なんて思えてしまいました。

 

私はどれだけの時間を息子と過ごしていたんだろう・・・

 

今までこんなこと考えたこともなかったのに・・・

 

幼少時の入退院を含め、学校に行けないときは家にいましたし、普通に通える子の何倍の時間一緒にいたんだろうと、ふと思ったんです。

不登校真っ盛りの時は、私も登校を願うばかりで、共に過ごす時間など望んでもいなかったのに、
今、周囲が夫婦二人になりつつ時にあって、私もいつかはその日が訪れる、と考えるようになりました。

 

一緒にいた時間が長いだけに寂しく感じるのか、やっと自立できたとホッとするのか、どちらの思いが強いのかな?

現時点では、ホッとするに軍配。

でも、実際その時がきたら、『寂しい』でしょうね・・・

 

通えなかった事実は、決していい思い出とは言えませんが、こうして誰よりも子供と多くの時間を過ごし、傍にいることで様々な感情を経験できたことは、ある意味、幸せなことだったんでしょうね。

たくさん子供と会話もしたし、一緒にドライブや買い物にも行きました。一緒にボウリングもして、遠征にも高速運転や新幹線で連れていきました。

一方で、たくさん涙も流しました。
たくさんの負の感情で苦しみました。

まだ、完全に対処できていないところもあり、書いて思い出すと涙が溢れてくることもあります。

 

誰よりも息子の傍にいたのは私。

 

どんな感情も、ここまでくれば本当にいい思い出です。

楽しいだけがいい思い出なのではなく、むしろ、苦しみを乗り越えた思い出こそが、強く強く記憶に残るのです。

 

息子もいつかは自立をする。

もうその時が近づいてきているのですから、今、一緒に過ごせるこの時を大切にしよう、という気持ちを起こさせてくれます。

 

卒業まであと7ヶ月。

この期間は少なくとも家にはいますから、じっくり味わっておこうと友人の話から思ったのでした。

 

やっぱり、いろんな角度から見ることって必要だなぁと思うんです。

 

お悩み最中の時は、そんな目で見れません。それが普通ですよ。

 

でも、時が経って、きちんと自分で向き合って考えれば、必ず見えてきます。

 

この作業は未来において、ぜひしていただきたいですね。

 

私も、これだけ一緒に過ごせて良かったと思うなんて、数年前には思いもしませんでしたから。

 

息子も私も『時』を重ねて『今』があります。

学校で過ごせなかった時間は、私との絆作りの時間でもあって、一緒にいれたことは、やっぱり幸せな時間でした。

 

これはこれでありがたい事実なんだなと、不登校もある程度の段階まで来ると、こんな気持ちにもなるようです。

 

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