昨日は気圧の偏頭痛で一日ゴロゴロしていた息子。
何も知らない人が見たら、学校にも行かないでなんとぐうたらな・・と思うでしょうね。
いやいや、私自身が前まではそのように思って、イライラしていたから同じですよね。
いつから気にならなくなたのだろう?
・息子のいつまでも寝ていることにイライラする
・周囲からの助言で、自分が否定されているように感じてしまい心がざわつく
・やろうとしたところでうまくいくことなんてなくて、さらにイライラがつのる
・状況が良くなるどころか、自分自身がが一人ぼっちのように感じるようになり、なるべく外との接触を避けるようになる
これは私が経験した流れです。
心の変化は大抵のお母さんが同じだと思います。
今、こうして客観的に眺めてみると、私の心の反応は全て外部の問題に対して、反応が起きています。
・息子が起きないこと
・周囲から助言をもらうこと
・習慣を変えようとしても状況が変わっていないこと
何かを変えようとすることには、相当な痛みを伴います。
経営が傾いた会社を立て直すには、規模を小さくしたり、人員削減をしたり。
私達の身体もそう。自分の身体を正常な方向に戻すために、痛みという症状が現れて、私たちは治療をします。
私も息子の生活をみながら、
・息子や周囲の反応に動じない自分になろう
・イライラしない自分になろう
無理やりポジティブに考え、行動を試したこともありました。
でも、自分が苦しい。
これは、自分の中にあるネガティブな思いがあるまま、自分を無理に変えようとしているから。
自分の心に巣くっているネガティブな思いに引っ張られるからなんですよね。
心とは正直なんです。
例えば、息子は今受験ですけど、テストなんかもそうですね。
受験ではなくても、学校のテストでもいいですよ。
自分が得意なモノだったり、努力して勉強をしてかなり自信がある、理解もできる、というような状態であれば、テストには自信を持って臨めます。
苦手なモノだったり、準備不足だと、不安を抱えて臨むことになりますよね。
得意なモノに臨むときの自分の気持ち。
苦手なモノに臨むときの自分の気持ち。
感じてみてください。
この違いが感じることができますか?
自分の得意なモノに取り組むときには、良い意味での緊張感もあり、どこかワクワクする、楽しめる感覚がありますよね?
これは、自分に自信があるからです。
苦手なモノに取り組むときは、失敗するかも、失敗したらどうしよう、とそこに自信はなく、あるのは不安。そこで「イヤ、大丈夫!」と言い聞かせても、根っこにある自信のない自分は消えません。
これと不登校とどう関係があるの?
そう思われるかもしれません。
でも、私は似ていると思うんですね。
不安な自分に自信を持たせようとしても、心の不安の方が引っ張るのです。
だから、この心の状態で状況を良くしようとしても、何も変わらない。むしろ、変えようとした力がそのまま倍になって返ってきて余計に苦しい。
じゃ、どうすればいいのか?
これは、時間はかかるかもしれないけど、自分の自信のある心の状態で、不登校問題に向き合うように自己を改善していくこと。
自分の心いう根の部分を変えていくこと。
病気でもそうですよね?
病巣部を切り取っても、その病気につながった良くない習慣を改善しない限り、また同じことが起こります。根の部分を変えないことには、健康には戻りにくい。
でも、習慣を変える努力はできる。
周囲に振り回されている自分の心から、自信を持つ心に変えていくことは、簡単ではありません。ある程度の意識したトレーニングも必要です。
今日は、自分の気持ちを感じてみてください。
得意なモノに向きあうときの自分の自信のある気持ち。
苦手なモノに向き合うときの自分な自信に欠ける気持ち。
うまくいく!と思えるのは、どちらの気持ちですか?