新年になってからというもの、テレビや本や周囲の人から気付きとなるような話が多いです。
昨日の記事に書いた原監督もそうですけど、今日は本からの気付き。
友人から勧められた本で、不登校初期の頃によく読んでいた小林正観さんの本です。
あの頃は、斎藤一人さん、小林正観さんをよく読みましたね。
因みに2人とも同じ年の生まれですよ。
正観さんは2011年に亡くなってしまいましたけど、本は今でも多くの方に読まれていますね。
友達に勧められたのは『ありがとうの奇跡』でした。
ベストメッセージ集なので過去の読んだものもあるのですが、今日は昨日読んで感動した話を紹介しますね。
正観さんには知的障害の娘さんがいます。
娘さんは普通の子より筋力も弱くて、走るのも遅くていつもビリ。
あるとき、捻挫をした子と一緒に走ることになって、
お母さんは「その子には申し訳ないけど、初めてビリじゃないかも・・」と思ったそうです。
娘さんは、その子のことを気にかけながら走り、
その子が転んでしまったときは、手を差し伸べて、一緒に走り出しました。
そしてゴールが近づき、
娘さんはゴールの手前でその子の背中をポンと押して、その子を先にゴールさせたそうです。
2人で一緒にゴールするのかな?
誰もがそう思ったのではないでしょうか?
徒競走は勝負の競技ですけど、この話を聞くと、勝負だけではない、と気付かされます。
すごく心がピュア。
勝負としてはビリでも、けがをしている子を先にゴールさせるその心は誰にも負けてなんかいないです。
勝負や結果が全てではない時もあるんですよね。
親も我が子が一位だと嬉しいものだけど、この子を見たら、私なら喜んだことが恥ずかしくなる、そんな気持ちになると思います。
障害を持った子って、大人が忘れてしまったような大切なことを教えてくれるんですよ。
心が本当に純粋なんですよね。
正観さんも娘さんから教わった。
そのことを教えてくれるために、私達夫婦のこどもになった、と言っています。
障害を持ったお子さんを育てることは、親にとったら苦しみの連続かもしれず、人に言えないいろんな葛藤があると思います。
それこそ、経験者にしかわからないものかもしれません。
しかしながら、純粋な天使のような子供からは、たくさんの感動ももらっているとも思えます。
他の人が一生かかっても経験できないようなこともね。
純粋さに触れて感動するということは、自分の心に濁りが濃くなってきているってことですかね。
このような話を聞いて、そして、聞いただけではなく、こうして記事に書くことで、自分自身の濁りをとって、純度を高めていきたいな、と思ったのでした。
こうした心の感動は自分だけではなく、人をも巻き込むもの。
少しでもその心を身につけたいですね。