友人が帰って一夜明け、息子は爆睡・・・
中古ソフトを数枚買ってきて、ずーっとゲームをしていました。
疲れないのか?と思うくらいにずーっとです。
そういえば、ゲームを見ている姿を見ていないことに今になって気付きましたね。
まぁ、スマホゲームは毎日しているからゲームをしていないとは言えないんですけど、テレビ画面を使ってするゲームは半年以上ぶりでした。
パソコンもつけていませんし、息子なりに封印していたのかな?
でも、友達が帰宅すると、また始まりましたよ「電話来ないかな?」が(笑)
あまりにうるさいので、ちょっと聞いてみました。
「そんなに電話を待っているけど、来たら本当に通えるの?」と。
息子の答えは「わからない。でも、卒業はする。」
この意味は、なんだろう・・・
ちよっとわかりません。
以前、カウンセリングのドクターに、
「大学に入ったら、資格の勉強でも良いし、アルバイトでもいい。何か目的を持った方がいい。」
と言われたことがあります。
息子の場合、大学に行く意味を見いだせないと通えない、それを分かっているからこそのアドバイスなんでしょうね。
何かをするときに、息子はゴールセッティングが絶対必要なんです。
この考え方も多くの高校3年生とは逆ですね。
親もそうかもしれませんよ。
高校、大学に入り、そして、就職を考える。良い仕事を得るために少しでも良い大学に入っておこう、そんなところがありますね。
なんか、合格してしまえば安心という神話ですね。
私自身がそんなに目的もなく大学に入っていますし、息子に関しても、不登校でなかったら少しでも良い大学と思っていたはずなので、これはすごくわかるんですよ。
ただ、私自身の経験で思うことは、こういう類の選択は、その後の人生において迷いにつながることもあるということです。
私は息子が不登校に陥り、思い通りに行かない人生というものに苦しみました。
でも、私の望んでいる人生っていったいどんな人生???
それを自分に質問すると答えがなくて、そのことにまたモヤモヤもし苛立ちもしたんですよ。
そうして流れていったのが自己啓発系のセミナーだったりします。
スゴイですよ。こういったセミナーって数百人とか集まります。
それだけ、人生に悩んでいる人がいるということですよね。
今はもう行こうという気もありませんけど、当時は必死でしたし、きっと周りの参加者もそうだったのかもしれません。
その後、他の方達がどのように人生での迷いに決着をつけていったのかはわかりませんけど、私の経緯をお伝えすれば、
人生の舵を自分で取れば、迷いはなくなるということでした。
息子の不登校に関して言えば、
人と同じを良しとされる学校よりも、人と違った個性で生きていくことを受け入れサポートする
という人生を私は選んだのです。そういう人生を選んだだけです。
言われて決めたのではなく、自分の意志でね。
自分で決めた以上、もう学校を通した息子の将来の設計という選択肢はなくなりました。
人と違うことをするのですから、それは目立つし、いろいろ言われることも多いですよ。
でも、人に言われて舵を取られる人生より、人に言われても自分で覚悟を決めた人生の方が私には楽でした。
失敗しても人のせいにしなくなりますしね(笑)
こうして、息子の生き方だけでなく私自身の人生の選択もどんどん「自分決断型」に移行しつつあります。
息子の目的がないと動けない、というのは実はとても大切なことです。
まだ息子は若いですけど、自分の在りたい人生のゴールを描いて、逆算して考える性質があるところは、息子にとっては良い人生になると今では思えています。
あなたはどうですか?
歳は関係ありませんよ。
あなたの未来の在りたい姿が見えていますか?
そこに向かって毎日を生きていると言えますか?