「7日間ログイン達成!!!」
これが何を意味しているか分かります?
まぁ、ゲームかな?というのは想像がつくと思うんですけど、これはゲームセンターにあるゲームのログイン情報なんだそう・・・
昨夜、例のごとく0時頃帰宅した息子に、冗談交じりで聞いてみました。
「何日間連続で通えているんだろうね?」
「7日間連続ログイン達成!って表示されたよ^^」との返事。
つまりは7日間も通えているということですよね?(-“-;A …アセアセ
行き先がゲームセンターではありますけど、これはなかなかない記録!
今まで7日間外出しないなんてことの方がザラで、毎日出かけるなんて学校以外でもなかったように思うのです。
そして、そんなにお金が続くのか?とも思うんですけど、毎日行っていればデータを見たり、ゲームの傾向だったり、メダルを稼ぐ!という技も見出している様子です。
「メダルが少なくなってきたから、あのゲームで増やすべ!」
と毎日つるんで遊んでいる宅浪君と協力プレイでメダルを増やし、山分けしているそうです。
遊びではありますけど、データ分析という点では身につく経験だし、協力して同じ目的を目指す経験にもなると前向きに判断しています。
最近は、そのうち「出禁」になるんじゃないかと心配さえしております(笑)
宅浪君も同じ高校なので通信制で不登校でした。
不登校の2人が毎日毎日通っている!!!
私には普通に嬉しいことです。興味があるからできることで、自分の興味を追求できる仕事であれば、続けることが可能ということも意味しますしね。
【不登校=引きこもり】
こういう刷り込みをしている人は多いです。
でも、息子や息子の友達、そして読者様とのメールのやり取りから感じることは、外面的には引きこもりに見られているけど、内面的には引きこもりではない!と最近強く思います。
不登校の子供の方がむしろしっかり意志を持って考えているように思います。
不登校自体が自分の意志を貫いている!ということも、勿論言えるけど、まだまだ中学生、高校生では「自分は本当はこうしたいんだ・・」というのは、わからないかもしれませんね。
なぜなら、残念なことに、学び、経験を積む学校そのものがその子の心を縛ってしまっているからです。学校ではその子の本質を出せない、その子にとってはそんな環境なんですよね。
ただし、学校という環境を離れれば、元々自分の意志がある子達です。
すごく意外に思うことの一つが、人前でのプレゼンみたいなの(発表っていうんですか?(笑))はむしろ得意とする子が多いということ。これも勝手な思い込みなんですけど、家からも出れないんだから、人前には出れないだろう・・私はこう思っていたんですよ。
ところが、むしろ他の子よりも堂々としているし、きちんと論理的に話す子もいれば、ユーモアを使って上手に笑いを引き出す子もいるんですよね。
いい意味で自己中心なんですよ。
多くの子は周りの反応を気にして緊張したりするけど、息子や周りの子たちは、それがない。周りがどう思おうと構わないし、これが俺が言いたいこと、とハッキリしている。
周りの反応が気にならないから堂々としていられるんでしょうね。
人前で話すことって、多くの人は恐怖を感じるようです。これは子供だけではなく大人もですね。
緊張で上がってしまって真っ白になってしまう人もいるのに、不登校組は物怖じしない!
私はそう観察していますよ。
結婚式でスピーチをしたことがありますか?
これが一番わかりやすい例かもしれません。
経験のある方はわかると思うんですけど、友人だけではない、たくさんの知らない方の前で話すのって結構緊張しますよね。私は逃げたくなりました(笑)
でも、おそらく息子に限らず不登校の子たちは、周りの空気に惑わされることはなく、ここぞ!とばかりに自分を押し出せるのかも・・・と想像します。
不登校の子供にはこうした要素が隠れているかもしれない。これは息子が学校を離れてから強く強く思うことです。
だから、高校まではもしかしたらこの本質的要素は出てこないのかも。これは覚えておいて欲しいです。
私が今、息子の意外な一面に次々直面しているところであり、私の心がふうふう言っていて整理が追いつかない状況ですから。
今の息子を観察しながら思うことは、学校であり、家庭であり、子供をこのように育てる!という型みたいなものには賛成できないな、ということ。この思いが一層強くなってきています。
誰でも強み、弱み、得意、不得意はあって、制限をかけなければ、その子の強み、得意は自然と出て来ます。そして、その子自身が何よりもイキイキしてきます。周りの大人もこの子はこんな強みがあるんだぁと気付きやすくもなるんですけどね。
だから、教育とはさじ加減かな?
道徳的なことはしっかりと身につけないといけませんけど、平均的に育てるのではなく、強みを伸ばす!が私は好きです。
不登校に関しては、まだまだトンネルの中にいらっしゃる方が多数で、これから夏休みも終わって「あー終わってしまう・・」と憂鬱な方もいるかもしれません。
でもね、不登校の子には他の子にはない強い気持ち、輝く個性があると思います。
だから、行けないことに苦しまないで、我が子が10年後どうあって欲しいか?どのような大人になって欲しいか?に目を向けて欲しいですね。
きっと、周りに埋もれてしまわない自立した大人になると信じて!です。