息子に、
「ブログの更新がないんですけどー、何サボってんのよー( ̄∇ ̄)」
と怒られてしまいました。
そう言えば、このブログは息子とのコミュニケーションでもあったんですよねー(笑)
すっかり忘れていましたが、気付きを行動で落とし込むために更新にやってきました^^;
気付いたら、行動に落としこむ!
これは私が心がけていることでもあります。
そうすることで整理もできるし、私の意識が働いたことで脳内に「点」を増やせて、脳内ネットワークが広がりますからね。
今日はですね、新聞記事から思ったことがあったので、それをお伝えします。
その新聞には、戦力外通告を受けた元東北楽天の選手の歩む道という特集連載記事があったのです。
私が住んでいる所は東北楽天イーグルスの本拠地です。
新聞でも地元ならではの特集が組まれていたりして、個人的にはとても興味を持って見ているのです。
で、ですね、
今、タイムリーで連載されている記事がありまして、昨日はその2回目でした。
それが「戦力外通告を受けた選手の歩む道」です。
ドラフト1位で将来を嘱望されて入団しても、華々しい活躍が約束されるわけではないのがプロの世界。
そこには実力だけではなく「運」もあると私は思っています。
私が思う最大の「運」の一つは、自分の才能を引き出せる指導者に出会えるかどうかということ。
これまで2回の連載があったのですが、この2選手に共通してあったのが打撃フォームの修正や投球フォームの修正に取り組んだということでした。
選手のパフォーマンスをあげるための修正に違いはないのですが、それがプラスに働く選手もいれば、見失って迷ってしまう選手もいるんですね。
連載に載った2人は修正に戸惑いを感じた選手のように受け取れました。
きっとね、人間的には素直で良い子達なんだと思いますよ。
だから、コーチの言うことも素直に聞く。
そして、コーチのいうことができるように一生懸命努力する。
こうして練習を重ねてきたのだと思います。
プロで結果を出していく選手というのは、強い信念があり、そして自信も持っているものです。
その信念は自分を知ることで持つことができますよね?
自分の強いところ、弱いところをどれだけ知っていて、強いところにどれだけ自信を持てるかだと思うんですよ。
同じように指導を受けていて結果が違って来るのはマインド面が大きくて、このマインドこそがこれからの時代に必要なことと私は思っています。
私達の世代は、まだそこまでしなくて良かった。
言われたことを愚直にやれば良かった時代であって、会社はそういう人材を求めていました。
むしろ、自分の強い軸を持たない、与えられたことを素直にやる人材が歓迎されていましたね。
でも、今後はどうなるだろう?
私は、
自分のコアとなる考えをしっかりと持って、
自分の勝負出来る分野を自分で把握し、
必要なアドバイスを自分で咀嚼して、
自分で考えて活かしていく力が必須、
と感じています。
では、どうやってこれらのことを身につけていくか?
一つのヒントを書くなら、自分の思っていることを反対にして考えてみることだと思います。
例えば、不登校なら私の場合は以下のようになりました。
学校に通える一定の子は、決められたことをするのが得意な子達で会社向き(と私は思っています)。
で、その反対はというと???
これは、人によって違う答えになると思いますが、
私の場合は、先にも述べたように、
自分の考えをしっかり持ち、自分が勝負できる分野を自分で探し、自分で切り開いていく人生というものでした。
学校、会社が無理なら、自分で切り開いていくしかありません。
全ては自己責任で作っていく人生です。
決められたことをするのか、自分で作っていくか、息子はどっちが合っている???
そう思った時、息子は後者だったんですよね。
息子は嫌なものは嫌で、絶対に譲らないところがあります。
良く言えば、意志が強い。悪く言えば、頑固。
最近は大人になって、周りとうまく合わせることもしているようですが、きっと、心の中ではスルーしていて、自分のコアな部分は譲り渡してはいないはず(笑)
不登校でも将来やっていくには・・と考えるとき、普通はレールに戻すことを考えます。
私もそれがベストと思っていました。
でも、息子の勝ちですね(笑)
息子はレールに戻ることを断固拒否しましたから。
でも、これは正しかったと思います。
我慢は苦痛でしかないし、心で拒否しているものに対しての我慢は、良い結果をもたらさないと今なら思えるので。
そして怖いのは、我慢を重ねて身につけたマインドは、その後の人生に大きく負の影響を与えてしまうということです。
これは多くの方が見過ごしている点です。
どういうことかというと、自分が我慢してしてきたことを「そういうもの。それが普通。」と思ってしまう。
思ってしまうから、相手の気持ちを考えずに、その普通を押し付けてしまう。
人ってわがままな生き物だと思いますよ。
人を自分の思うようにコントロールしたい!というのが誰でもあって、それが「あなたのため!」と説得してしまうのです。
それも無意識に。
相手にしてみれば、それは相手のためではなく、自分のためでしょ!と映りますから。
これは今後の私の教訓です。
相手を変えたいと思うなら、相手が自分で気付くように方向を変えるようにする。
自分で考え、決めたことは、誰に言われなくても行動を起こすものです。
そこに自分の役割や使命のようなものを感じれば、モチベーションも保てます。
これが「やらされ感」との違いですね。
話を戻しますが、180度を背を向けて考えたことで、私の視界がパッと広がったのです。
息子の確固たるマインドがあれば、人の意見をそのまま受け入れることはまずないでしょう。
でも、丸っきり人の言うことに耳を貸さないのかというとそうではなくて、自分に必要なことと思えば、調べて考えることをするでしょう。
その形が就職という形として現れることもあるかもしれませんね。
就職することが必要、学ぶことが必要、と自分で考えを導き出せたのならそうなると思います。
ですから、私にとっての不登校というのは、レールに戻す道と自分で開拓して行く道の両方を考えることを与えてくれたと言うことができます。
数年後、もしかしたら息子は会社に勤めているかもしれません。
でも、同じ会社勤めをしているにしても、
小学校→中学校→高校→大学→就職の過程を踏んだ想像上の息子と、不登校→就職を選んだ実際の息子とでは、中身が全く違うと思うんですね。
どちらがモチベーション高く自分の仕事に邁進できると思いますか?
マインド面で大きく異なるのは伝わりますでしょうか?
私は、180度発想の転換というヒントを利用して、こうしたマインドを育てることができたと思っています。
何がその人のきっかけになるかはわかりませんが、もし私がこうして書くことでヒントを得る方がいるのなら嬉しく思います。