一夜明け、息子はどうかというと、まぁ飽きないくらいにゲームばっかり。
朝方までゲーム。それから寝て午後に起き、またゲーム。夕食後から朝までゲーム。
この一年間のストレスを全部ゲームにぶつけると言っていますけど、このやり続ける集中力は若さなんでしょうかね~。
これは入学式まで続きそうです。
興味のないことって、いくら目の前にあっても目に入りません。
私にとって息子の大学がそうでした。
それをね、ここ一年で実感したところです。
大学受験で息子が今回合格した大学を目標に据えた時、昔のイメージが強く残っていた私は「楽勝」と思ってしまったんですよ。
自分の時代と比較しても大きく変わっているのにね。
特に息子の大学に関してはそう。
私が受験した時はまだ新しい大学の部類で学科も2つしかなく、まあ言ってしまえば、誰でも入れるような大学だったんですよね。
その後、スポーツで知名度を上げ、卒業生には有名なプロ選手も多くなったんですけど、その後、学部や学科も増えて、難易度も私の時代と大きく変わっていたんですね。
昔を基準に考える私の思考そのものがおかしくはあるんですけど(笑)、人間とは自分勝手で自分中心なものですね。
これまた反省(笑)
実は主人も同じイメージを持っていたので、夫婦して自分の昔のイメージで判断していたのです。
ですから、息子が「ここ」と決めてからは二人で結構大学のことを調べましたし、受験で息子が感じた大学の様子なども聞いて、昔のイメージが徐々に変わっていったんですよ。
東北なのであまりご縁がない方もいらっしゃるとは思うんですけど、これは「激変」に近い変わりよう。
大学のカラーは歴史が長ければ、それなりに落ち着き統一してきて、昔も今のそんなに変わらなくなると思えます。
ですが、比較的新しい大学は、学生を集めなければならないし、学生を集めるためにはどうアピールして注意を引くかという工夫や努力がなされますし、変化しながら固まっていきますよね。
息子の大学は、今それが固まりつつある段階のような気がしています。
私は、結構いいイメージに転換しましたよ。
受験の時の対応も、息子の話では惚れ惚れするくらいにきめ細かで丁寧だったようです。
受験生が迷うことなく試験会場の教室に入れるように、案内のスタッフさんがあちこちにいて、実際、教室を探すロスやストレスは一切なかったと言っています。
帰りには電車やバスの時刻の案内もあり、きちんと誘導もしてくれたそうです。
そのような対応を受け、息子はさらに「入学したい!」と思わせたんでしょうね。
大学のカラー作りやイメージも「教育」なんですよね。
それが学生に浸透していけば、それがカラーになる。
こういった観点で見ると、企業もプロスポーツの監督もみんな同じ。
トップの「理念」がキモになり、その「理念」に共感する社員が集まり、学生が集まり、選手が集まる。
トップである社長や監督が代わって業績や成績が大きく変わるということは珍しくないですから、これがいかに大切かがわかるかと思います。
なのでね、何を言いたいのかというと、
大学側も相当頑張ってきたんだなぁということです。
息子が受験しなければ、私はずっと昔のイメージを持っていました。
でも、息子が受験を志したことで、主人も私も息子の入る大学に関心を持ち、調べることができたんですね。そして、安心して送り出せるまでにイメージが大きく変わったのです。
ここだけの話ですけど、息子の補欠合格書が届いたとき、かなり可能性は高いだろうな、ととっさに思ったんですね(とは言っても、不安もいっぱい^^;)
受験の際のきめ細やかな対応などから想像すると、連絡がくるなら早いだろうな、事務的な手続きもきちんとしているだろうなと予想ができたからなんですけど。
補欠を出すにしても、そこにも大学の信用、イメージがあるので、乱発するようなことはしないだろう、かなり可能性の高い生徒だけに出すだろう、というのが私の予想だったのです。
実際その通りで、電話が来たのは、入学手続き期限日の15:00過ぎ。
きちんと段取りができているからこその対応ですよね。
ですから、この時間で家の電話が鳴ったときは確信に近かったです^^
私は元々頑固頭で、自分の古い観念に縛られる傾向がある、ということに気付いています。
ですので、自分を疑うようになり「本当にそうか?」と考えるようになりました。
そして、調べるようにもなりました。
主人の方が頑固ですけど(笑)、主人は主人なりの方法で考えが変わってきているのを感じます。
火花が散ったこともありましたけど、今は家族3人が心から満足するスタート地点に立てたと思えていることが嬉しいです。
この大学で良かったと3人で思えているんですよ。
ここからは、息子自身が未来をつくってい番。
親は経済的な支えに集中ですね(笑)