昨日Yahooニュースを見ていて、こんな記事が目につきました。
http://www.asahi.com/koshien/articles/ASK8854JTK88PTQP00M.html
不登校の過去があっても、これだけの意志があればこの子は将来も問題ないだろうと思えました。問題がないどころか、むしろ将来は楽しみ、頼もしい感じさえ私は受けましたよ。
「やる気がわかず、なぜ頑張らなきゃいけないのかわからなった」
この言葉は、不登校の子供には納得の言葉なのではないでしょうか?
親はどうかというと、もしかしたら???かもしれませんね。
私達親世代は、やる気云々よりも前に「学校は行くべきもの」の位置づけでしたから、何に情熱を傾けられるかは、行きながら探し、考えるということをしていたと思うんですね。
少なくとも私はそうでしたよ。
だから、興味のない授業、受験に関係のない授業は寝ていたこともあったし、好きな授業、将来に活かしたいと思っていた授業はしっかり聴いて復習もしていた。でも、一番は好きな部活中心で情熱を注いでいた。
こういうバランスを取りつつ中高をやり過ごした感があります。
多くの子は、なんとなーく中学高校に通っていて、やる気とかなぜ頑張るとかはないんじゃないかなぁと思うんですけど、どうなんだろう?
このYahooニュースの木村君のように、自分の感情としっかり向き合えるのは、不登校の子ならではと思えます。
この部分は、私はとてもとても大切なポイントだと思っているんですよ。
木村君は何かを変えたくて、お兄さんと同じ高校で野球をすること決めました。
野球が好きという情熱ではなく、自分を変えたい情熱ですよね。厳しい練習をやり遂げる自分、決めたことをやり遂げる自分、木村君は自分のその姿を思い描いていたのでしょう。
そして、今、やり遂げた!!
これは木村君の達成感、充実感、そして、何よりの自信となって、今後の人生の糧になっていくでしょうね。
この事実があることで、今後躓いた時も、「できた自分」のイメージから「できる!」というポジティブな考えに転換できるように思います。
どの不登校の子もこのままでいい・・とは思っていないはず。
どうしていいのかわからない、何をどうすれば自分の心が動いてくのかわからない、誰よりも自分の心に正直なだけなんだと思います。
だから、心の動くものを見つけたら、前に進める。
息子もこの傾向が強かったかな。
嫌なものを我慢してまですることはできなかった。でも、自分がやりたいと思えることは、自ら動いていける。これは、息子にしかわからない感情のナビゲーションみたいなもので、息子は素直にナビゲーションに従っていた思うんですよ。
息子と比較すると、主人や私はナビに逆らってばかりです(笑)
逆らっているがために、世の中ではぶつかることもなくやっているけど、自分の中では我慢があり、決して幸せとは言えないかも。心は息子の方が幸せだと思いますよ^^
主人を見ていると、定年後どうやって自分の時間を過ごすのだろう?一日家でテレビを観ているだけではないだろうか?そんな思いがよぎってきます。
趣味がない。したいこともない。ギターを触ったりもしていますが、埃がかぶっていたりするので、情熱と言うにはほど遠いと思える。
嫌と言うことに馴らされ、好きを封じ込めて、社会に貢献してきたんですよね。
あなたはどうでしょう?
自分の情熱が向けられるのはこれ!と言い切れるものはありますか?
自分の心に我慢を強いていることはありませんか?
自分の「好き」は幼少期に好きだったものにあるようですよ^^
私の幼少期はとにかく体を動かすことが好きで、外で遊ぶのは勿論のこと、家の中では階段から飛び降りたり、廊下の壁を手と足を使って天井まで上って飛び降りたり、SASUKEみたいなことを日常でする子供でしたね(^_^;)
活発かと思いきや、一人静かに読書するのも好きで、おばあちゃんに「本買っておいで^^」とお小遣いをもらうと、その足で走って本屋に行く子供でもありました。
我ながら、変わっている子だったと思います。
女子的な遊びができなかったので、合う友達はいなかったですし、でも、自分は何とも思っていなかった・・というようなところがあります。
母親はそういった社交面を先生から指摘を受けていたようですけど、「それは大きなお世話。好きなようにさせてください。ウマの合う人がいたら、自然と仲良くなれます。」と今の私なら言いそう(笑)
こうした傾向は現在の私にもまだあります。
つるむ、群れるのは好きではないし、よくあるママ友さんのランチやお茶も苦手なので断ります。読書は今でも好きで、昔と比べられないくらいに読んでますし、スポーツ系は心躍りますしね(笑)
私がそうであるようにあなたもそうである可能性はおおいにあります。
お子さんのやる気云々の前に、ご自身を振り返るのも良い方法。自分を知ることで、お子さんの好きだったことに気付けるし、その活かし方も考えられると思います。