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仏教的観点を取り入れたカウンセリングとは?

 

そうそう、先日の試験での面接でのこと。

一応、質問されるであろうお題というのが3つ用意されていました。

 

1.大学を志望した理由は?
2.入学して学びたいことは?
3.大学卒業後の進路は?

この3つです。

 

息子が書き出した答えを実際私も見せてもらったのですが、

「もし、お母さんが面接官なら、この答えのどこを突っ込む?」

などと、それなりに対策は立てていました。

合格に至る受け答えも必要なことですが、その質問に対する答えを見て、

「こんなことを考えているんだ・・・」

と、すっかり大人びた息子にちょっと嬉しさを感じましたよ。

 

息子はよく言えば個性的な考えを持っています。悪く言えば「変」とも言います(笑)

普通高校に通っていたら、もしかしたら面接の指導なんかもあるのかな?

その辺は私は全くわからないのですが、息子はその指導もなく全く素のまんまでの受け答え。

それが面接の先生に良い印象を与えるか、マイナスに働いてしまうのかはわかりませんけど、それはそれで良いかなって。

受かるための受け答えというのもあり。
素直に自分の思いを伝えるのもあり、です。

 

息子は現時点で臨床心理士になる目標を持っており、心理系の大学を受験しています。

ですから、志望理由は臨床心理士になりたいから!になるんでしょうけど、これだけだと不十分ですよね。

 

不登校に悩む親子の役に立てるように、という思いはどこかにあるんでしょうけど、さすがに不登校を面接では言うのはね(汗)

哲学、思想、宗教学、禅・・にも興味がある息子は、仏教的観点を取り入れたカウンセリングをしたい、と書いていました。

『禅のこころ』かあ。

私も惹かれる言葉なんですよね。

 

ちなみに仏教系の大学でもあるので、実際に『禅』の授業が1年からの必修であるらしい。

 

私が禅や仏教に興味を持ったのは、息子の喘息や不登校に悩んだからで、安定した、動じない心になりたかった、という思いが強かったから。

当時は何かにすがりたくて、楽になりたかったんですよね。

実際は、すがったところで解決にはならなくて、カウンセラーさんの話はあくまでヒント。

自分で考えて変わっていかないと今の私は思っていますよ。

 

いろんな悩みを持つ方がいますよね。

話を聴いて、その痛みに寄り添うことは必要ですけど、カウンセラー自身の感情が乱れては話になりません。

私もいろいろと相談をしてきて思うことは、心理とは良い方向に導くためのものということです。

適切な問いなどを利用して、相談者の心の奥にある思いを引き出し、本人に気づかせ、自分で道を修正するように力になることかな、と。

 

私はカウンセラーではありませんけど、私ならそういうカウンセラーの方に相談したいと思うようになりました。

カウンセラーは人の心を扱うのですから、責任も重く大変な仕事。

自分の心がしっかりしていないとできない仕事です。

自分の心を鍛えつつ、一歩一歩、歩んでいって欲しいですね。

 

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