昨日息子と話していて再確認したことが一つあります。
大学は行けるのに、中学、高校は行けない。これを裏付けるようなものですね。
それはね、大学の教授も独自にプリントを作成したり、オリジナルな教え方を追求しているということ。つまり、教科書に頼らないと言えばいいかな?
息子はこういう教授が好き!
教授ともなれば、自分で書いた本があったりが普通にあるけど、たいがいは堅苦しく難しくて読む気にはなれないですよね?
こういう意味のオリジナルではなくて、
学生にいかにわかりやすく、そして興味を持ってもらえるかを考えに考え抜いていること。そして、それを検証しようとしていること。そういう姿勢です。
ちなみにそれはドイツ語の授業なんですけどね。
息子もそうだったけど、英語が苦手な人だと、どうしても外国語に対しアレルギー的な反応が出ます。
やる前から拒否・・ですね(笑)
そのことを教授は十分に分かっています。
でも、教授が言うには、そうじゃない!俺の授業を聞けば、英語も上達する!そういう講義にする!と。
こういった課題を自分に投げかけているようです。
英語嫌いの息子を面白いと思わせられたら、教授の勝利!ですけどどうなるでしょう?(笑)
息子の場合は、今のところドイツ語の方が分かりやすくて、英語はますます嫌いになって上達していないようですけどね^^
英語は、大学院の入試で必須なんですよ。
大学卒業だけでいいのなら、もう、英語とおさらばできるんですけどね、息子の場合はそうはいかない。英語はまだついてまわります。
だから、教授のいうことが本当かどうか、私はちょっと楽しみに見ているところです。
昨年度は確かに英語のスキルがあがったけど、ドイツ語の成績が伸びなかったという学生が続出したらしく、そこが今年度の改善点として取り組んでいるところなのだそうです。
息子はこういうタイプの先生が好きなんですよね。
教科書さえも使わない。枠に囚われない。自らの創造性に挑戦をする。
高校までは教科書があって、学ぶべきものがしっかりと組まれています。教える側としては、こういう仕組み化、システム化があるから無駄なく、効率よく、進められる。そうした利点があるのはわかるんですよ。
でも、そこに苦痛を感じる子供もいるってこと。
カテキョーくんも枠に囚われない、かなり型破りな教え方でした。でも、息子はそれが合っていました。
今までは学校の先生多数対カテキョーくん一人で、息子が好む教え方というのはなんとなくこういうことかな?な感じでしたけど、昨日の息子の話を聞いてほぼ間違いないだろうと思いましたよ。
教え方の独創性に加えて、今勉強していることが将来どんなことにつながるか、そういった自分の哲学だったり、自分の経験を含めて話してくれる先生が好きみたいです。
その場限りの学びではなく、自分の人生において血肉にしていく学びですね。
試験や受験はどうしても点数勝負で、その場限りの学びで終わることも多いです。
私に限って言えば、嫌いな苦手だった教科はほぼ現在の知識として活きていないし、用語を聞いても「聞いたことがある~」程度ですし。
単科での勉強はこうなってしまいますよね。つなげる学びは残念ながらありませんでした。というか、そういう思考が当時の私には備わっていませんでしたし、教えてくれる方がいませんでした。
ドイツ語と英語をつなげる、英語と数学をつなげる、数学と物理をつなげる、物理と美術をつなげる、さらには物理と美術と音楽だってつなげられるし、ドイツ語、英語と数学だってつなげられます。
息子が好むのはこうしたつながりのある学びなので、中学、高校は確かに苦痛だったでしょうね。
これは過ぎてからわかることでもあるからどうしようもないです(;´∀`)
息子は特殊なケースかもしれませんけど、こういうどうしても馴染めないケースもあるんだよ、ということをお伝えしたかったです。
あなたのお子さんはいかがでしょうか?