今日書くことは、私も自分で書きながら気付いてはいるし、読んで下さるあなたも気付いているかもしれないことです。
さて、何でしょうね~。何かわかりますか?
私のブログを読んでいる方は、私が学校に対して、否定的、批判的であったり、復学を目指そういう姿勢ではなかったり、私の方向性は行かない派か?と思っているのではないかなぁと想像しています。
どうでしょう?
復学を目指そうとする方にとっては煙たい存在だし、読みたくないと思います。でもね、こうして私が自分の主張を書き続けているのは、そこには私なりの意図があるからなんですね。
それは、学校は義務教育だから通うもの。義務教育は法律で定められているから、国民の義務。だから、親は子供に教育を受けさせなければならない。こうした「表」の面しか見ていない方が多いから、という理由です。
どういうことか説明しますね。
これは表裏の表の面です。みんなが信じて従っている表の面。つまり、学校に行くということですね。
学校に行くのが表なら、学校に行かないことが裏。
表裏一体という言葉がある通り、表と裏を両方知って「表裏一体」です。表しか見ていなくて、それで正しい判断なのか?といつの頃からか、そんな疑問が出てきたのです。
こんなことを考えること自体が「変」だと自覚はしていますけど、私は「表しか見ていなかった。裏を見ることなく判断していた」と気付いたということ。
言いたいことがわかりますかね?
それ以降、学校に行かないことで生じるメリット、デメリット、そうしたことも見つめるようになり、私には「裏」となるいろんな材料が加わってきたんですね。
今日は、私が思うメリット、デメリットを書いてみます。
【学校に行く】
<メリット>
- 規則正しい生活習慣ができる
- 社会生活を学べる
- 生きていく上での必要な知識を習得できる
- 会社で働くことになる際に、時間で管理される耐性がつく
- みんなのと同じレールを歩ける安心感がある
<デメリット>
- 個性が抑えられる
- 評価を上げるため、苦手科目の勉強に時間を費やさざるを得なくなる
- 受動的な姿勢が身につき、主体性が伸ばせない
- 学習指導要領があるので、創造性のある授業が受けられない
- 創造性が育たない
【学校に行かない】
<メリット>
- 抑え込まれる教育を避けられるので、個性を伸ばし、発揮することができる
- 制限のない柔軟な発想ができる
- 自分なりのスタイルで勉強でき、学ぶ順序を変えることができる
- 自分が自覚できれば、自己責任という考えが身につき、自分で考えて行動するようになる
- 行けない経験を通して、学校を客観的に観ることになり、良い点、悪い点を知ることができる
<デメリット>
- リズムのある生活習慣がつくれない
- 自分で管理できなければ、勉強が大きく遅れる
- 学校での友達ができない
- 人と違うレールなので、不安が大きくなる
- 学校の評価はオール1
書き出すとワーッと出てくるんですけど、公平に5個ずつあげてみました(笑)
子供が不登校になって、混乱して、早く学校に登校できるようにしなきゃと奔走する方がほとんどです。実際、私がそうでした。
でも、不登校の母を経験した私が伝えたいことは、ちょっと落ち着いて学校に行かなかった場合どうなるか、本当に悪いことだらけだろうか?と考えてみましょうよ、ということなのです。
行かないことの悪いところだけではなく、無理してでも良いところを探して(想像性を発揮してください^^;)、学校に行くメリット、デメリット、学校に行かないメリット、デメリット、これらを統合して考えることが必要なのではと思うようになって、そうすることで、偏りのない、バランスの取れた見方ができるようになるのではと考えるようになったということです。
私は「表」より「裏」の方に、息子の宝を見い出せたので、登校は促しませんでした。でも、もし、息子が今日から通う!という決断をしても、勿論それを応援していますよ(^^♪
最後に、今私が息子の不登校に直面していたらすることとその上で願うことを書きますね。
私自身がしっかり表裏を考えて、子供にも「裏」を見せる、教えるということをすると思います。そして、その上で登校して欲しいなと願います。