昨日は変なお天気。
12月の宮城で室温が25℃
もちろん暖房も要らなくて、暖房なしでもちょっと動けば汗ばむくらい。
風も強くて生暖かくて、この異常気象は何なんでしょう?
人は予測不能なことに陥ると、不安になり、そして、パニックを起こします。
冷静に考えることができなくなって、どうしたらいいのかがわからなくなりますよね。
そして、自分の意志ではなく、人が進む方向に同調してしまうところがあります。
人が生存しているのは、群れをなして生きてきたからであって、これは生存本能ですよね。
詳しいメカニズムはわからないけれど、震災時に味わった感覚がこれに似ています。
家族だけではなく、他の方がいるだけで心強く感じ、安心感を得られました。
とてもありがたかったです。
不登校が災害と同じとは言いませんが、心理的な傾向を見るのには、役立つと思います。
不登校の生徒は多くても、一学年の生徒数の1割くらいではないでしょうか?
圧倒的に通える子供の方が多いですよね。
多数派から外れるということに、不安を感じない母親はいませんし、そのことで、不安というフィルターを通して子供を見てしまい、結果、ありのままの子供の姿が見えにくくさせてしまう・・・
自分が通ってきた道ではあるけれど、他のお母さん方の話しを聞いても、私だけではないんだなと強く感じています。
これは、実際経験しないとわからない不安感です。
学校の先生と話し合ったり、スクールカウンセラーの先生と話し合ったり、他にも相談を繰り返したり、あなたもしてきたと思うんですね。
でも、どうでしょう?
スッキリ解決しましたか?
心が軽くなりましたか?
スッキリ軽くなった方は、その関係を大切に続けていただきたいです。
それは、相性がいい証拠でもあって、あなたと合っていますし、素敵な出会いなのでね。
スッキリしない方は・・・私と一緒です。
スッキリしないどころか、落ち込んで帰宅することが多かったですね。
何ていうのかな?
登校できるように、いろんな知恵で手を貸してくれるのはわかるんですよ。
でも、なぜか苦しい・・・
それで登校できたら苦しみはなくなるけど、逆に解決しないと、「やっぱりダメか〜」と、さらに、多数派から突き放される感じ。
ショックも増すし、また遠のく事実を突きつけられる感じで・・・
自分の容姿に自信がないと思っているところに、「あんたはブス」と言われ続けているようなもの笑
「ブス」「ブス」言われて、頑張れる人がどれほどいるのかな?
これはね、お母さんが悪いのでは決してないと私は思っていて、育て方が悪かったからとか、いろいろ言われてしまうけど、そんな単純なものでは決してないんですよね。
そのような言葉を発する人は、わかっていない人です。
まだまだね、不登校親子には生きづらい教育環境だと思います。
けど、私達は、卒業後も、社会生活を送っていかないといけません。
登校できない不安を前進する力に変えるには、不登校であっても、自立して生きていける姿、それを成し遂げた人の実際の姿を見ることだと思います。
それが、可能性を広げることにつながる。
それが、経験者として私達親子ができることとも思っていて、不登校でも自立していける子供たちを増やしたいですね。
そうすれば、学校に行けない不安も軽減されるのではとの期待。
学校に馴染めないならそれでもいいし、行けないことで自分を惨めにする必要はないんですよ。
子供を責めること、自分を責めることは、将来に良い影響を及ぼさないと思います。
不登校を経験した子供は、自分の「嫌」を言葉では言えなくても、「嫌」を心で感じて、わかっていますから、今後においても、「嫌」なことに飛び込むことはできないだろうし、自分のできることで道を見つけることをすると思うんですね。
自分らしい生き方を選んで行くのは、私達親よりも上手かもしれません。
不安を自立に変えていくのは大変だけど、子供や自分を責めることをやめれば、子供や自分の良さにも目を向けられます。
そんな環境を作りやすくなる世の中になることを私は望んでいるんですよ。