昨年も同じようなことを書いた記憶がありますが、それは読み返さずに書いていこうと思います。
それはプロ野球のドラフト会議。
私自身が一応楽天のファンでありますし、息子と同世代の子供達が一歩を踏み出す、ということに興味を惹かれますね。
今年の目玉は清宮くん。7球団が競合していましたね。
インタビューではメジャーリーガーになりたい!と自らの夢を語っていました。
清宮くんは数字も残しているし、わかりやすい実績を持っています。
これは学校の成績と同じですね。
数字が全て!と言ってしまえばそれまでで、それはとてもわかりやすい目に見える評価だというのはわかります。
でも、数字で現せないところもある!と私は強く、強く、思っているのです。
これは息子が不登校であるところが大きくて、数字だけなら息子はなんの評価もないも同然。
私としてはそれでは嫌!納得もいかないし、悔しい気持ちもあります。
実際、評価はされないかもしれないけど、子供にはそれぞれに素晴らしい資質があって、周りが応援してあげれば、その才能は開花し、その子の自信に繋がることもあると私は信じているんですよ。
アメリカの例ではありますが、こんな研究結果があります。
優勝の常連となっているチームには何か共通点はあるのか?を何万時間もかけて研究した方がいます。
そして、ある共通点を発見しました。
その共通点とはどのようなものだと思いますか?
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それは、他者の成功に進んで手を貸そうとする意志があるということなんだそうですよ。
これは文化の違いもあって、日本ではピンと来ないかもしれませんが、それぞれの選手が人を助けるために動くという強い意志を持っていたら、どのようなチームになるかは想像できるのではないでしょうか?
自分がサポートされたなら、そのお返しをしたいと思うのが普通に湧いてくる心理だと思います。
そうなれば良いチームはできますよね?
こんな事例も紹介されていました。
アメリカの高校のバスケット部に一人の自閉症の子がいました。
その子はとにかくバスケットが大好き。タオルを運んだり、ボールを片付けたり、マネージャー的な役割を心から喜んでしていて、チームに貢献していたのです。
監督は、この子を試合に出したら何かが起きるかも、と思い、試合に出すことを考えました。
そして、練習試合でも消化試合でもなく、優勝がかかった大切な試合に彼を出場させたのです。
チームメイトはみんな彼にシュートを決めさせようと何度も何度もパスを回します。でも、シュートは決まりません。
それでも仲間は、彼にシュートを決めさせることを諦めずに、パスを繋ぐのです。
そして、最高の結末を迎えることになります。
彼の打った3ポイントシュートがついにネットを揺らしました。それが彼のブレイクスルーとなり、その後も3ポイントシュートを立て続けに決め、なんと20得点も叩き出したそうです。
私はこういう話が大好きなんですよね^^
このチームが結果優勝したかどうかはわからないんですけど、それはどうでもいい。
監督やチームメイトの思いに最大限の評価を送りたいです。
チームスポーツではヒーローも生まれるけど、汚れ役を引き受け、それに徹する方もいるということを忘れてはいけないと思いますね。
これはスポーツに限ったことではありません。
家族もチームであり、職場もチームです。
数字という評価だけではなく、他者の成功に手を貸せる人材は私の中では高評価を授けたい。
家族では、母親がこの役割です。
時々報われない思いに気持ちが落ちることもあるとは思いますが、なくてはならない存在なのです。
母親の姿を子供は見ていますよ^^それを見て子供も成長します。
不登校の子もみんな隠れた資質があるはず。
自閉症の子がブレイクスルーを起こしたように、諦めずにパスを送り続ければ、その子は資質を開花させて、自信をつけて人生を歩むことができるでしょう。
数字に現れないものにこそ、大切なものも秘められているような気がします。
それを見落とさないように、しっかりと目を開いて、人の可能性を見ていく人物で在りたい!と私は思うわけです^^
不登校の子供だけではなく、全ての人にね^^
不登校親子に優しい世の中であって欲しいけど、まずは自分の周りからだよね〜、なんて思っています。