子供が不登校になると、子供はもちろんのこと、毎日接するお母さんの感情もコロコロ動きます。
自分では落ち着いていると思っても、結構狭い視野でしか考えていなかったり、見れてなかったりするんですよね。
特に、初期段階はその傾向が強いです。
私の感情の流れを振り返ると、
・子供にこうあって欲しいという母親の願い
・どうしたらこの状況が改善されるかという悩み
・子供の生活習慣の乱れによるイライラ
・主人は仕事~帰宅の毎日変わらない生活。私は学校に通えない子供と一日を共にする生活。このことに感じる不公平感
・誰かに話しても、理解が届かない虚しさ、寂しさ、悲しさ
・子供の将来の不安
・先生との心が通じない話し合い
今、手が動くままに書き連ねてみましたが、これは、まだまだほんの一部。
お母さん自身の悩みや感情は、子供と一日一緒に過ごすのですから、一日に100個以上は出ているんじゃないかと思います。
一つ出れば、次々出てきます。
悩みや、苦しさや、伝わらないもどかしさが引き金になって、ネガティブな思いはどんどん出てきてしまうんですよね・・・
でも、それをそのままにしておくと、そのまま流れていってしまうので、また同じことの繰り返しになってしまうんです。
私はブログを書くことで、というか、今もそうですが、書きながら自分で頭の整理を行っているところがあります。
今日のブログなんかがそうですね。
現在不登校に直面しているブロガーさんも、自分の想いを書くことで、整理ができている方って多いと思うんです。
書いて整理
話して整理
つまり、
アウトプットすることで解決とはいかなくても、少しずつ、クリアになることはあると思います。
私が確信して言えることは、
ブログを書くことで、書く前の自分より確実に成長してるってことなんです。
これはね、実際書いて実感しないとつかめない感覚でもあって、伝えるのは難しいところもあります。
なので、一度、きちんと時間を取って書き出してみるということをすると、自分の抱えている問題を客観的に見れるようになります。
何もブログを書いてください、と言っているわけではなくて、
子供が不登校で自分が抱えている感情を書き出して、書いたものを外から眺めてみてください
ということをお伝えしたいんです。
それをすることで、自分で気付けていなかった感情が炙り出されて来るんですね。
私の例で言います。
・自分一人が悩んでいるようでいたけれど、それは自分の感情をどうにかしたいという我欲であったこと
・我欲に気付き、そこを外れて息子を見れるようになったことで、息子の気持ちに沿った息子の進む道を見れるようになったこと
・息子と一緒に未来を見つめることで、初めてそこで自分の人生経験を活かせることができるということ(子供はそこに至る方法がわからないけれども、親は自分の経験や他人の経験からわかることが多いということ)
・学校に行きたくない、行けない、という素直な子供の感情に接することで、自分が今まで多くの感情を抑え込み、我慢していたかがわかったということ
・自分の我慢がわかったことで、自分の本当の思いや自分の在りたい姿というのが見えてきたこと
これらのことが、こうして表現できるようになりました。
これは、ブログを始めたここ2年のこと。
おそらく、ブログがなかったら、私はいまだに感情の垂れ流しを続けていて、変わらぬ感情の波に溺れていたかもしれません。
私は息子の不登校の期間11年のうち、約9年間をモヤモヤした感情とともに過ごしてきてしまったのです。
悩んで、解決策を求めて来たけれど、解決策を見つけるのは結局は自分しかいない、ということに9年を費やしてきたんですね。
9年、あなたにとって、長いですか?短いですか?(笑)
もし、こんなに時間を費やしたくなかったら、自分の感情に向き合い書き出してみることをおすすめします。
涙が流れる作業かもしれませんし、麻酔のようにすぐに効果の出るものでもないです。
しかし、やるのとやらないのとでは、あなたのとって大きな違いになると思いますよ